研究課題/領域番号 |
19K07532
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研究種目 |
基盤研究(C)
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配分区分 | 基金 |
応募区分 | 一般 |
審査区分 |
小区分49040:寄生虫学関連
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研究機関 | 国立研究開発法人産業技術総合研究所 |
研究代表者 |
橋本 宗明 国立研究開発法人産業技術総合研究所, 生命工学領域, 主任研究員 (30407308)
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研究期間 (年度) |
2019-04-01 – 2023-03-31
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研究課題ステータス |
完了 (2022年度)
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配分額 *注記 |
4,290千円 (直接経費: 3,300千円、間接経費: 990千円)
2021年度: 1,300千円 (直接経費: 1,000千円、間接経費: 300千円)
2020年度: 1,300千円 (直接経費: 1,000千円、間接経費: 300千円)
2019年度: 1,690千円 (直接経費: 1,300千円、間接経費: 390千円)
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キーワード | マラリア / 検査 / 診断装置開発 / 診断 / 診断機器 / ポジティブコントロール / 種の同定 / 薬剤耐性 / POCT |
研究開始時の研究の概要 |
マラリア排除のために、流行地で使用可能な超高感度な診断デバイスの開発が望まれている。申請者らは、流行地で簡単、迅速、高感度かつ定量的に診断可能なMCDを開発した。本研究では、さらなるMCDの高機能化を目的とし、本デバイスによる原虫種の同定を可能にする。また、MCDを用いたミトコンドリア膜電位インジケーターを用いた薬剤耐性試験法を確立する、さらに、流行地での安定したMCDの使用のためのポジティブコントロール用のビーズを作製する。MCDの高機能化により、検出感度はそのままに、原虫種の同定および薬剤耐性の診断が可能になり、最適な治療が可能になる。
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研究成果の概要 |
マラリア排除のために、流行地で使用可能な超高感度な診断デバイスの開発が望まれている。申請者らは、流行地で簡単、迅速、高感度かつ定量的に診断可能なMalaria Cell Disc system (MCD)を開発した。MCDは専用カセットとイメージリーダーからなる。カセット検出部に数百万個の赤血球を単層配列させ、イメージリーダーによる原虫検出、感染率を自動算出する。本研究では、MCDの高機能化をおこない、検出感度はそのままに、原虫種の同定や安定した検出が可能であることが示唆された。
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研究成果の学術的意義や社会的意義 |
本研究は申請者らが独自開発したマラリア診断デバイス(MCD)をさらに改良・発展させ、マラリアの撲滅を考えると極めて重要な原虫種の同定(三日熱マラリアと熱帯熱マラリアの鑑別診断)および薬剤耐性試験を超高感度かつ流行地でも安定に診断できるデバイスの作製を目的とした。本デバイスは流行地での使用を強く意識して作製したものであり、ポータブルかつ易操作、完全自動化で、技師によって結果にばらつきがないため、次世代のゴールドスタンダードになると期待している。
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