研究課題/領域番号 |
19K07605
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研究種目 |
基盤研究(C)
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配分区分 | 基金 |
応募区分 | 一般 |
審査区分 |
小区分49070:免疫学関連
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研究機関 | 京都大学 |
研究代表者 |
北脇 年雄 京都大学, 医学研究科, 助教 (50378684)
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研究期間 (年度) |
2019-04-01 – 2023-03-31
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研究課題ステータス |
完了 (2022年度)
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配分額 *注記 |
4,290千円 (直接経費: 3,300千円、間接経費: 990千円)
2021年度: 1,430千円 (直接経費: 1,100千円、間接経費: 330千円)
2020年度: 1,430千円 (直接経費: 1,100千円、間接経費: 330千円)
2019年度: 1,430千円 (直接経費: 1,100千円、間接経費: 330千円)
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キーワード | 形質細胞様樹状細胞 / 定量的リン酸化プロテオーム解析 / インターフェロン・アルファ / チロシンキナーゼ阻害剤 / トル様受容体9 / インターフェロンα / 自己免疫性疾患 / 自己免疫疾患 / 尋常性乾癬 / インターフェロン / リン酸化プロテオーム解析 / 自然免疫 |
研究開始時の研究の概要 |
形質細胞様樹状細胞はインターフェロンを大量に産生する免疫細胞で、ウイルスなどの病原体から体を守る働きをしている一方で、この細胞が過剰に働くことにより全身性エリテマトーデスや尋常性乾癬などの自己免疫疾患が増悪することが知られています。この研究はリン酸化プロテオーム解析という最新の分析技術を駆使し、この細胞において決定的な役割を果たしている蛋白を突き止め、新しい治療を開発することを目標にしています。
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研究成果の概要 |
形質細胞様樹状細胞(pDC)は大量のIFN-αを迅速に産生する特徴を持ち、生体防御や自己免疫疾患・炎症性疾患の病態形成に重要な役割を担っている。本研究ではpDCのIFN-α産生の基盤となる分子機構を解明するため、我々が独自に樹立したpDC細胞株を用い、IFN-α産生に抑制的及び非抑制的な2種類の阻害剤の存在下で定量的リン酸化プロテオーム解析を行うことによりpDCのIFN-α産生に関与するリン酸化蛋白を効率よく同定した。
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研究成果の学術的意義や社会的意義 |
形質細胞様樹状細胞(pDC)は大量のIFN-αを迅速に産生し免疫反応の起点となる細胞で、生体防御や自己免疫疾患・炎症性疾患の病態形成に重要な役割を担っている。この研究ではこれまで困難であったpDCのプロテオーム解析の手法を確立することによって、pDCのIFN-α産生に関与する未知の蛋白を同定した。今後、pDCを特異的に制御する治療を開発することによってワクチンや免疫疾患治療の開発に応用されることが期待される。
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