研究課題/領域番号 |
19K07761
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研究種目 |
基盤研究(C)
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配分区分 | 基金 |
応募区分 | 一般 |
審査区分 |
小区分50020:腫瘍診断および治療学関連
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研究機関 | 愛知医科大学 |
研究代表者 |
池野 正史 愛知医科大学, 医学部, 准教授 (80298546)
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研究分担者 |
難波 宏樹 浜松医科大学, 医学部, 特命研究教授 (60198405)
武内 恒成 愛知医科大学, 医学部, 教授 (90206946)
小泉 慎一郎 浜松医科大学, 医学部附属病院, 講師 (10456577)
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研究期間 (年度) |
2019-04-01 – 2023-03-31
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研究課題ステータス |
完了 (2022年度)
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配分額 *注記 |
4,290千円 (直接経費: 3,300千円、間接経費: 990千円)
2021年度: 910千円 (直接経費: 700千円、間接経費: 210千円)
2020年度: 1,430千円 (直接経費: 1,100千円、間接経費: 330千円)
2019年度: 1,950千円 (直接経費: 1,500千円、間接経費: 450千円)
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キーワード | 組織幹細胞 / 悪性グリオーマ / HSVtk遺伝子 / TERT遺伝子 / 細胞寿命 / クローン化 / 遺伝子細胞治療 / 幹細胞 / 細胞治療 / 遺伝子治療 / 抗腫瘍効果 / hTERT遺伝子 / HSVtk / TERT / 製剤化 / 遺伝子導入 |
研究開始時の研究の概要 |
外科的切除では根治が望めない悪性グリオーマでは、単純ヘルペスウイルスのチミジンキナーゼ(HSVtk)遺伝子とガンシクロビル(GCV) の投与による遺伝子細胞治療の開発が期待されている。HSVtk遺伝子を腫瘍にデリバリーするには遊走能を有する幹細胞が適しているが、治療に向けては技術的課題がある。 本研究では、hTERT遺伝子による細胞の寿命延長技術により、HSVtk遺伝子を搭載した幹細胞の安定供給を可能とし、製剤化の確立を目指す。
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研究成果の概要 |
本研究は、単純ヘルペスウイルスのチミジンキナーゼ(HSVtk)遺伝子とプロドラッグであるガンシクロビル(GCV) による悪性グリオーマに対する遺伝子細胞治療の開発を目的とした。ヒト組織幹細胞をベースにHSVtk遺伝子を導入した細胞の単クローン化と、抗腫瘍効果を指標とした選別により、HSVtk遺伝子を効率よく悪性グリオーマにデリバリーするヒト組織幹細胞の作製法を検討した。
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研究成果の学術的意義や社会的意義 |
本研究課題の遺伝子細胞治療法の開発は、遺伝子導入により組織幹細胞を加工する技術と密接に関連する。HSVtk遺伝子を悪性グリオーマに効率よくデリバリーするヒト組織幹細胞の製剤化に向けて、細胞加工の工程および加工した細胞の性能について評価検討した。その結果、加工細胞を単クローン化により最適化する重要性を示したことに大きな意義がある。また、加工工程および加工細胞における具体的課題が見出され、今後の遺伝子細胞治療の発展への寄与が考えられる。
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