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膜輸送性高分子をキャリアーとした粘膜投与型ロングペプチド癌ワクチンの開発研究

研究課題

研究課題/領域番号 19K07773
研究種目

基盤研究(C)

配分区分基金
応募区分一般
審査区分 小区分50020:腫瘍診断および治療学関連
研究機関神戸大学

研究代表者

白川 利朗  神戸大学, 科学技術イノベーション研究科, 教授 (70335446)

研究分担者 佐久間 信至  摂南大学, 薬学部, 教授 (80388644)
研究期間 (年度) 2019-04-01 – 2022-03-31
研究課題ステータス 完了 (2021年度)
配分額 *注記
4,290千円 (直接経費: 3,300千円、間接経費: 990千円)
2021年度: 910千円 (直接経費: 700千円、間接経費: 210千円)
2020年度: 1,690千円 (直接経費: 1,300千円、間接経費: 390千円)
2019年度: 1,690千円 (直接経費: 1,300千円、間接経費: 390千円)
キーワードワクチン / 腫瘍免疫 / 高分子ポリマー / 膜輸送性タンパク / ロングペプチド / 膜輸送タンパク / 粘膜ワクチン / 高分子 / キャリアー
研究開始時の研究の概要

これまでの癌ワクチンは8~10アミノ酸のCTLエピトープを用いたショートペプチドが主流であったが結果は満足なものではなく、複数のCTLエピトープを含むロングペプチドワクチンの開発が進んでいる。ロングペプチドは30以上のアミノ酸からなり、ロングペプチドを如何に樹状細胞内にデリバリーするかが成功のカギとなる。今回、膜透過性オリゴアルギニンを結合させた膜輸送性高分子とロングペプチドを生体粘膜上に投与し、ロングペプチドを高効率にDC内に送り込むことができる、粘膜投与型ロングペプチド癌ワクチンの開発を計画した。本ワクチンは鼻粘膜投与で汎用性が高く、高分子化学と医学の融合による次世代型癌ワクチンである。

研究成果の概要

免疫チェックポイント阻害剤の実用化以降、癌ワクチンを含む癌免疫療法剤の開発が進んでいる。これまでの癌ワクチンはショートペプチドが主流であったが、結果は満足なものではなく、ロングペプチドワクチンの開発が進んでいる。ロングペプチドは30以上のアミノ酸からなり、これを如何に樹状細胞内にデリバリーするかが課題となっている。我々は膜透過性オリゴアルギニンを結合させた膜輸送性高分子を合成し、ロングペプチドと混合して生体粘膜上に投与し、高効率にDC内に送り込むことができるロングペプチド癌ワクチンを開発した。本システムを利用してWT1ロングペプチドを鼻粘膜に投与し、動物実験モデルでその抗腫瘍効果を確認した。

研究成果の学術的意義や社会的意義

免疫チェックポイント阻害剤の実用化以降、癌ワクチンを含む癌免疫療法剤の開発競争が激化している。特に現在、実臨床での奏効率が2~3割に留まる免疫チェックポイント阻害剤の奏効率を向上できる併用剤の開発が強く望まれている。本研究で開発した高分子ポリマーを用いた新規がんワクチンはそれらのニーズを満たす大きな可能性を有しており、今後、臨床開発を進めていく意義は大きい。

報告書

(4件)
  • 2021 実績報告書   研究成果報告書 ( PDF )
  • 2020 実施状況報告書
  • 2019 実施状況報告書
  • 研究成果

    (2件)

すべて 2021 2020

すべて 産業財産権 (2件)

  • [産業財産権] がんワクチン2021

    • 発明者名
      白川利朗、北川孝一、佐久間信至、伴野拓巳
    • 権利者名
      神戸大学、摂南大学
    • 産業財産権種類
      特許
    • 産業財産権番号
      2021-172241
    • 出願年月日
      2021
    • 関連する報告書
      2021 実績報告書
  • [産業財産権] 樹状細胞ワクチンの製造方法2020

    • 発明者名
      白川利朗、佐久間信至、他
    • 権利者名
      神戸大学、摂南大学
    • 産業財産権種類
      特許
    • 産業財産権番号
      2020-187400
    • 出願年月日
      2020
    • 関連する報告書
      2020 実施状況報告書

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公開日: 2019-04-18   更新日: 2025-03-27  

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