研究課題/領域番号 |
19K07781
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研究種目 |
基盤研究(C)
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配分区分 | 基金 |
応募区分 | 一般 |
審査区分 |
小区分50020:腫瘍診断および治療学関連
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研究機関 | 順天堂大学 |
研究代表者 |
安藤 美樹 順天堂大学, 医学部, 教授 (10424251)
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研究分担者 |
安藤 純 順天堂大学, 医学部, 教授 (60348943)
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研究期間 (年度) |
2019-04-01 – 2022-03-31
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研究課題ステータス |
完了 (2021年度)
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配分額 *注記 |
4,290千円 (直接経費: 3,300千円、間接経費: 990千円)
2021年度: 1,690千円 (直接経費: 1,300千円、間接経費: 390千円)
2020年度: 1,300千円 (直接経費: 1,000千円、間接経費: 300千円)
2019年度: 1,300千円 (直接経費: 1,000千円、間接経費: 300千円)
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キーワード | キメラ抗原受容体T細胞 / 小細胞肺がん / GD2-CAR / T-iPSC / 若返りCTL / T-iPS |
研究開始時の研究の概要 |
本研究では小細胞肺がんの多くが細胞表面に糖鎖抗原であるGD2を発現することに着目し、先行技術の応用によりiPS細胞にGD2-CARを遺伝子導入後、若返りGD2-CARTを分化誘導し、小細胞肺がんに強力な治療となりうるか検証する。また、副作用発現時もしくはCARTが不要になった場合に体内から消失できるよう、自殺遺伝子細胞死誘導システムを備え、安全性と有効性の両方を担保できる画期的な治療の基礎開発を行う。
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研究成果の概要 |
我々はiPSC技術を用いてキメラ抗原受容体(CAR)と内因性T細胞受容体で2抗原を標的とするT細胞を作製し、EBV関連リンパ腫に対する強い抗腫瘍効果を証明した(Harada et al., Molecular Therapy, 2021)。この技術を応用し、GD2抗原陽性小細胞肺がんを標的としてiPSC由来GD2-CART細胞を作製し、有効性と安全性を検討した。末梢血GD2-CARTは小細胞肺がんに対し細胞傷害性を示さなかったが、iPSC由来GD2-CARTは強力な細胞傷害活性を示した。マウスモデルでも強い腫瘍増殖抑制効果と生体内の耐久性を証明した。難治性小細胞肺がんに対し有望な結果となった。
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研究成果の学術的意義や社会的意義 |
小細胞肺がんは肺がんの中で最も進行が速く、多くの患者は再発し治療抵抗性を示す。5年生存率は7%以下と極めて予後不良にも関わらず、新規治療開発から長らく取り残されてきた。本研究では小細胞肺がんの多くが細胞表面にGD2を発現することに着目し、iPSCにGD2-CARを遺伝子導入後GD2-CARTを分化誘導し、小細胞肺がんに強力な治療となりうるか検証した。末梢血GD2-CARTは小細胞肺がんに細胞傷害活性を示さなかったが、iPSC由来GD2-CARTは強い細胞傷害活性を示した。小細胞肺がんに対する新規治療となりうる有望な結果であり、その抗腫瘍効果の差について解析することも学問的に重要と考える。
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