研究課題/領域番号 |
19K07868
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研究種目 |
基盤研究(C)
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配分区分 | 基金 |
応募区分 | 一般 |
審査区分 |
小区分52010:内科学一般関連
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研究機関 | 愛媛大学 |
研究代表者 |
川村 良一 愛媛大学, 医学系研究科, 講師 (90533092)
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研究分担者 |
高田 康徳 愛媛大学, 医学系研究科, 准教授 (20432792)
大澤 春彦 愛媛大学, 医学系研究科, 教授 (90294800)
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研究期間 (年度) |
2019-04-01 – 2023-03-31
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研究課題ステータス |
完了 (2022年度)
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配分額 *注記 |
4,290千円 (直接経費: 3,300千円、間接経費: 990千円)
2021年度: 1,430千円 (直接経費: 1,100千円、間接経費: 330千円)
2020年度: 1,430千円 (直接経費: 1,100千円、間接経費: 330千円)
2019年度: 1,430千円 (直接経費: 1,100千円、間接経費: 330千円)
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キーワード | インスリン抵抗性 / 遺伝子 / 環境因子 / レジスチン / 遺伝疫学 / SNP / ハプロタイプ / 糖尿病 / 2型糖尿病 / 一塩基多型 |
研究開始時の研究の概要 |
2型糖尿病の発症予防には、先行する病態であるインスリン抵抗性への介入が重要である。しかし、インスリン抵抗性関連遺伝子はほとんど見つかっておらず、環境因子との相互作用もわかっていない。本研究では、インスリン抵抗性関連遺伝子レジスチンの一塩基多型(SNP)を標的とし、環境因子がどのように相互作用し、2型糖尿病を進展させるのか、そのメカニズムを解明する。これにより、SNPを標的として環境因子に介入するという、2型糖尿病の個別化予防戦略を確立する。さらに、SNP・環境因子相互作用のメカニズムの解明は、糖尿病治療の新たな分子標的となり得る。
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研究成果の概要 |
2型糖尿病感受性遺伝子レジスチンの遺伝子・環境因子相互作用の解析を行った。地域一般住民約2000名の遺伝疫学研究において、血中レジスチン濃度は、レジスチン遺伝子転写調節領域に存在するSNP-420とSNP-358によって非常に強く規定されていた。この2つのSNPの同一染色体上の組合せ(ハプロタイプ)がG-A homoの場合に血中レジスチンは最も高く、C-G homoの場合に最も低かった。環境因子の検討では、血中レジスチンはn-3多価不飽和脂肪酸の摂取量及び血中濃度と負に、現在の喫煙の有無及び喫煙本数と正に関連した。これらの関係は、G-Aハプロタイプを有する場合に最も強く、交互作用を認めた。
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研究成果の学術的意義や社会的意義 |
全ゲノム関連解析等により、2型糖尿病の原因遺伝子は多数報告されてきたが、インスリン分泌に関連するものがほとんどであり、そのメカニズムもほとんど分かっていない。2型糖尿病発症予防のためには、先行するインスリン抵抗性への介入が鍵である。レジスチンは数少ないインスリン抵抗性関連遺伝子であり、プロモーターSNPにより血中濃度が強く規定されている。レジスチンSNPハプロタイプを標的とし、相互作用を認める環境因子を同定、介入することで、2型糖尿病及びインスリン抵抗性疾患の高精度予防戦略を確立することを目指している。
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