研究課題/領域番号 |
19K07871
|
研究種目 |
基盤研究(C)
|
配分区分 | 基金 |
応募区分 | 一般 |
審査区分 |
小区分52010:内科学一般関連
|
研究機関 | 北海道医療大学 |
研究代表者 |
高橋 伸彦 北海道医療大学, 歯学部, 教授 (20372279)
|
研究分担者 |
木村 敦 北海道大学, 理学研究院, 教授 (90422005)
大村 一将 北海道医療大学, 歯学部, 准教授 (10803637)
|
研究期間 (年度) |
2019-04-01 – 2022-03-31
|
研究課題ステータス |
完了 (2021年度)
|
配分額 *注記 |
4,290千円 (直接経費: 3,300千円、間接経費: 990千円)
2021年度: 1,170千円 (直接経費: 900千円、間接経費: 270千円)
2020年度: 1,430千円 (直接経費: 1,100千円、間接経費: 330千円)
2019年度: 1,690千円 (直接経費: 1,300千円、間接経費: 390千円)
|
キーワード | 糖代謝異常 / 分泌タンパク質 / 体液診断 / 分泌小胞 |
研究開始時の研究の概要 |
どんなに食べても血糖値は一定の範囲に保たれています。その理由は数多くの臓器が連携しながらブドウ糖の処理を行っているからです。そして、これらの臓器の異常が糖尿病の発症に結びつくきます。最近、各臓器を作り上げる細胞は様々な小胞を分泌することがわかってきました。この研究ではそれらの小胞の中に含まれる物質を調べあげ、各々の臓器の異常の程度を評価する新たな目印(マーカー)を探索します。この研究成果を応用すると、糖尿病患者さんにとって、よりその人にふさわしい治療法が受けられる手助けとなることが期待されます。
|
研究成果の概要 |
本研究は糖尿病などの糖代謝異常において、臓器毎の病態マーカーとなりえる分泌タンパク質を探索・同定を目的としている。具体的には、末梢のインスリン作用を担う骨格筋細胞や脂肪細胞に着目し、基礎的な検討を重ね、糖代謝変化と関連するタンパク質をいくつか同定することができた。今後はそれらと病態との結びつきについて深めていきたい。また、研究の過程で偶然、新規糖尿病治療薬イメグリミンの新たな末梢作用を発見し、検討を加えた。
|
研究成果の学術的意義や社会的意義 |
ひとえに糖尿病といってもひとりひとりその成り立ちは異なっている。この研究ではそのような糖尿病の病状評価に役立つ臨床検査指標を創出するための基礎的な研究を行った。その結果、糖代謝に関わる骨格筋細胞や脂肪細胞の代謝変化と関連した新たな分泌タンパク質をいくつか同定することができた。さらに研究の過程で、偶然、新規糖尿病治療薬の新たな作用を発見することもできた。これらは将来の糖尿病医学に貢献する可能性を秘めた知見といえる。
|