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糖尿病を母体とする肝細胞癌発症機序の解明ーVEGFを分子標的とした戦略

研究課題

研究課題/領域番号 19K07892
研究種目

基盤研究(C)

配分区分基金
応募区分一般
審査区分 小区分52010:内科学一般関連
研究機関鹿児島大学

研究代表者

中島 一壽  鹿児島大学, 鹿児島大学病院, 医員 (30838610)

研究分担者 山口 宗一  鹿児島大学, 医歯学域医学系, 准教授 (20325814)
大山 陽子  鹿児島大学, 鹿児島大学病院, 医員 (20583470)
竹之内 和則  鹿児島大学, 医歯学域医学系, 助教 (30646758)
橋口 照人  鹿児島大学, 医歯学域医学系, 教授 (70250917)
研究期間 (年度) 2019-04-01 – 2022-03-31
研究課題ステータス 完了 (2021年度)
配分額 *注記
4,290千円 (直接経費: 3,300千円、間接経費: 990千円)
2021年度: 1,430千円 (直接経費: 1,100千円、間接経費: 330千円)
2020年度: 1,560千円 (直接経費: 1,200千円、間接経費: 360千円)
2019年度: 1,300千円 (直接経費: 1,000千円、間接経費: 300千円)
キーワード肝細胞癌 / 2型糖尿病 / NASH / VEGF / VEGF-A / HMGB-1 / NASH / VEGF / HMGB1
研究開始時の研究の概要

申請者は2013年5月から5年余り専ら肝臓内科医として公益社団法人鹿児島共済会南風病院で臨床に携わってきた。今回、背景が非アルコール性脂肪性肝炎(NASH)ではない糖尿病のみの患者からの肝細胞癌を我々は臨床病理をとおして12例経験した。(アルコールが原因と考えられた症例を除く) 近年増加傾向にある非B非C肝細胞癌における糖尿病のリスク因子を解明し、肝細胞癌で苦しむ患者とその家族に貢献したい。究極的には、NASH例と非NASH例において血小板数に有意差を認めたことから、血小板に多く含有する血管内皮成長因子(VEGF)からのアプローチにより肝細胞癌の発症要因を解明する糸口にしたいと考えている。

研究成果の概要

初年度では糖尿病背景またはNASH背景の肝細胞癌患者の検体をそれぞれ収集した。肝癌切除組織の免疫系細胞浸潤を免疫組織染色したところ、興味深い知見を得ることができた。この知見をもとに炎症関連分子について、組織染色による解析を行った。また初年度は脂肪細胞の培養について予備実験を行った。次年度は肝細胞癌患者の血液検体を用いて各血液成分中のVEGFアイソフォーム分画の測定、エクソソーム内包マイクロRNAの測定をすることで、抗がん剤による各種治療がVEGFおよびマイクロRNAに与える影響に関して検証する計画を立てた。VEGFやマイクロRNAが血管新生に与える分子生物学的機序の解析を行った。

研究成果の学術的意義や社会的意義

背景が非アルコール性脂肪性肝炎 (NASH)ではない糖尿病のみの患者からの肝細胞癌を我々が臨床病理をとおして12例経験したことがきっかけで研究がスタートした。近年増加傾向にある 非B非C肝細胞癌における糖尿病のリスク因子を解明し、肝細胞癌で苦しむ患者とその家族に貢献したいと考えた。研究代表者の知見では、NASH例と非NASH例において血小板数に有意差を認めたことから、血小板内の因子がNASHからの肝細胞癌の発症に関与しているという仮説を立てた。血小板内には、癌の進展に関与する多くの増殖因子が含まれるが、その中でも血管内皮成長因子(VEGF)からのアプローチを選択したことが特徴的である。

報告書

(4件)
  • 2021 実績報告書   研究成果報告書 ( PDF )
  • 2020 実施状況報告書
  • 2019 実施状況報告書
  • 研究成果

    (1件)

すべて 2019

すべて 学会発表 (1件)

  • [学会発表] 未破裂肝細胞癌に対しマイクロスフィア塞栓後(DEB-TACE後)に肝切除を行った症例の病理学的検討2019

    • 著者名/発表者名
      中島 一壽, 小森園 康二, 迫 勝巳, 柴藤 俊彦, 北薗 正樹, 田中 貞夫, 東 貞行, 大山 陽子, 竹之内 和則, 山口 宗一, 橋口 照人
    • 学会等名
      日本臨床化学会
    • 関連する報告書
      2019 実施状況報告書

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公開日: 2019-04-18   更新日: 2023-01-30  

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