研究課題/領域番号 |
19K07907
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研究種目 |
基盤研究(C)
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配分区分 | 基金 |
応募区分 | 一般 |
審査区分 |
小区分52010:内科学一般関連
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研究機関 | 群馬大学 |
研究代表者 |
荒木 修 群馬大学, 医学部, 非常勤講師 (80589482)
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研究期間 (年度) |
2019-04-01 – 2024-03-31
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研究課題ステータス |
完了 (2023年度)
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配分額 *注記 |
4,290千円 (直接経費: 3,300千円、間接経費: 990千円)
2021年度: 1,300千円 (直接経費: 1,000千円、間接経費: 300千円)
2020年度: 1,300千円 (直接経費: 1,000千円、間接経費: 300千円)
2019年度: 1,690千円 (直接経費: 1,300千円、間接経費: 390千円)
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キーワード | サルコペニア / G蛋白共役型受容体 / 甲状腺ホルモン活性化 / G蛋白共役型受容体 |
研究開始時の研究の概要 |
我が国はすでに超高齢社会に直面しており、高齢者の健康寿命を維持する上で筋骨格系などの運動器の維持が喫緊の課題となっている。甲状腺ホルモンはT4からT3に活性化され生理作用を発揮し、骨格筋や骨の分化を促進するとともに抗肥満効果を示し、高齢者で問題となるサルコペニア肥満の病態を改善する効果が期待される。本研究では、骨格筋において甲状腺ホルモン活性化を介してサルコペニアを改善しうる新規G蛋白共役受容体を同定するとともにその機能解析を行い、将来的にサルコペニア肥満を予防ならびに治療するための分子基盤を確立することを目的とする。
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研究成果の概要 |
我が国はすでに超高齢社会に直面しており、高齢者の健康寿命を維持する上で筋骨格系などの運動器の維持が喫緊の課題となっている。甲状腺ホルモンはT4からT3に活性化され生理作用を発揮し、骨格筋や骨の分化を促進するとともに抗肥満効果を示し、高齢者で問題となるサルコペニア肥満の病態を改善する効果が期待される。本研究では、骨格筋において甲状腺ホルモン活性化を介してサルコペニアを改善しうる新規G蛋白共役受容体を同定するとともにその機能解析を行い、将来的にサルコペニア肥満を予防ならびに治療するための分子基盤を確立することを目的として研究を行ない、いくつかの候補となるG蛋白共役受容体を同定した。
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研究成果の学術的意義や社会的意義 |
サルコペニアは筋量と筋力の進行性かつ全身性の減少に特徴づけられ、身体機能障害、生活の質の低下や死のリスクを伴う。正常な筋量・筋力を維持することは高齢者の身体機能を維持し健康寿命を延伸するために極めて重要である。肥満・内臓脂肪の蓄積はインスリン抵抗性を惹起し、脂質異常、耐糖能異常、高血圧をもたらし、動脈硬化の促進と心血管疾患発症のリスクを高め、患者の生命予後やQOLの低下をもたらす。本研究における骨格筋において甲状腺ホルモン活性化を介してサルコペニアを改善しうる新規G蛋白共役受容体の同定は将来的にサルコペニア肥満を予防ならびに治療するための分子基盤を確立し、健康寿命の延伸につながる成果である。
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