研究課題/領域番号 |
19K07951
|
研究種目 |
基盤研究(C)
|
配分区分 | 基金 |
応募区分 | 一般 |
審査区分 |
小区分52010:内科学一般関連
|
研究機関 | 長崎国際大学 |
研究代表者 |
隈 博幸 長崎国際大学, 薬学部, 教授 (40435136)
|
研究分担者 |
波多江 日成子 長崎国際大学, 薬学部, 助教 (00551582)
|
研究期間 (年度) |
2019-04-01 – 2022-03-31
|
研究課題ステータス |
完了 (2021年度)
|
配分額 *注記 |
4,290千円 (直接経費: 3,300千円、間接経費: 990千円)
2021年度: 1,430千円 (直接経費: 1,100千円、間接経費: 330千円)
2020年度: 1,300千円 (直接経費: 1,000千円、間接経費: 300千円)
2019年度: 1,560千円 (直接経費: 1,200千円、間接経費: 360千円)
|
キーワード | 磁気マーカー / 免疫検査システム / イムノアッセイ / BF分離不要 / 抗原抗体反応 / ビオチン化抗体 / AFP / cry j1 / ストレプトアビジン / ホモジニアスアッセイ / 臨床検査 |
研究開始時の研究の概要 |
本研究では、酸化鉄等を用いた「磁気マーカー」から発する磁気信号を、高性能な磁気センサーで検出することにより、既存の分析装置に比べて簡便かつ高感度に目的成分(蛋白質や細菌等)を検出できる分析システムの開発を目指す。 我々のこれまでの基礎研究により、目的蛋白質をピコモル単位で正確に分析できることが示されている。この要素技術をさらに高度化し、日常の臨床検査をはじめとして、環境分析や食品分析分野などに広く応用可能な高感度検査システムを構築することを目的とする。
|
研究成果の概要 |
本研究では、直径100nm前後の磁気マーカーと高感度な磁気検出センサーの組み合わせにより、従来より用いられている光学的手法にない特性と高感度を持つ磁気検出的免疫検査法を確立し、これを用いた臨床検査システムの可能性を示した。 また検出技術を高度化し、最短50分程度で測定が可能な要素技術や、ユーザーフレンドリーな測定方法を確立した上で、蛋白質から細胞、花粉粒子まで幅広い物質を定量的に測定できることを明らかにした。
|
研究成果の学術的意義や社会的意義 |
本手法はサンプルの濁度や光散乱の影響を受けないため、検体の前処理を必要とせず、捜査を簡略化できるため自動化に適した手法である。また今回、蛋白質だけでなく細胞や花粉粒子なども定量的に測定することにより、測定対象の広さを示すことができた。 このことから、従来用いられてきた抗原抗体反応による免疫検査法に磁気検出システムを導入できることを明らかにし、ラテックス法の後継技術として今後の分析技術の発展に大いに寄与できるものと考えている。
|