研究課題/領域番号 |
19K07986
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研究種目 |
基盤研究(C)
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配分区分 | 基金 |
応募区分 | 一般 |
審査区分 |
小区分52020:神経内科学関連
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研究機関 | 国立研究開発法人理化学研究所 |
研究代表者 |
菅 三佳 (岸本三佳) 国立研究開発法人理化学研究所, バイオリソース研究センター, 開発研究員 (00340448)
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研究期間 (年度) |
2019-04-01 – 2023-03-31
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研究課題ステータス |
完了 (2022年度)
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配分額 *注記 |
4,420千円 (直接経費: 3,400千円、間接経費: 1,020千円)
2021年度: 2,080千円 (直接経費: 1,600千円、間接経費: 480千円)
2020年度: 1,300千円 (直接経費: 1,000千円、間接経費: 300千円)
2019年度: 1,040千円 (直接経費: 800千円、間接経費: 240千円)
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キーワード | iPS細胞 / 末梢神経 / シュワン細胞 |
研究開始時の研究の概要 |
本研究ではヒトの末梢神経の髄鞘形成障害や脱髄疾患の病態解析と治療法開発に資するヒト末梢神経の有髄神経in vitroモデルを開発することを目的とし、まず、ヒトiPS細胞からシュワン細胞を高効率に誘導する方法を開発し、次に、ヒトiPS細胞から誘導したシュワン細胞と末梢神経との共培養により、シュワン細胞の成熟化と末梢神経の髄鞘形成を誘導する。さらに、末梢神経脱髄性疾患の患者由来のiPS細胞を用いて同様に末梢神経の髄鞘形成を誘導し、in vitroで疾患の病態を再現し、髄鞘形成・脱髄を制御する分子機構を解析する。
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研究成果の概要 |
末梢神経の髄鞘形成障害や脱髄疾患の病態研究ならびに創薬研究においては、ヒトの末梢神経系の有髄神経のin vitroモデルの開発が期待されている。本研究では、ヒトiPS細胞からシュワン細胞をin vitroで高効率に誘導する方法を確立するため、ヒトiPS細胞に直接分化転換を誘因するマスター遺伝子を選定し、そのマスター遺伝子の発現を人工的に制御するコンストラクトを構築した。
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研究成果の学術的意義や社会的意義 |
ヒトの末梢神経において軸索の髄鞘(ミエリン)を構成するシュワン細胞の成熟化と髄鞘形成を制御する分子機構は解明されていない。ヒトiPS細胞からシュワン細胞をin vitro で高効率に誘導する方法を確立することにより、シュワン細胞の成熟化と髄鞘形成を制御する分子機構の解明、ヒトの末梢神経の髄鞘形成障害や脱髄疾患の病態解析と治療法開発に資する。
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