研究課題/領域番号 |
19K08014
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研究種目 |
基盤研究(C)
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配分区分 | 基金 |
応募区分 | 一般 |
審査区分 |
小区分52030:精神神経科学関連
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研究機関 | 浜松医科大学 |
研究代表者 |
横倉 正倫 浜松医科大学, 医学部, 助教 (00529399)
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研究分担者 |
尾内 康臣 浜松医科大学, 光尖端医学教育研究センター, 教授 (40436978)
桑原 斉 浜松医科大学, 医学部, 准教授 (50456117)
山末 英典 浜松医科大学, 医学部, 教授 (80436493)
和久田 智靖 浜松医科大学, 医学部附属病院, 講師 (80444355)
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研究期間 (年度) |
2019-04-01 – 2023-03-31
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研究課題ステータス |
完了 (2022年度)
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配分額 *注記 |
4,420千円 (直接経費: 3,400千円、間接経費: 1,020千円)
2021年度: 1,430千円 (直接経費: 1,100千円、間接経費: 330千円)
2020年度: 1,950千円 (直接経費: 1,500千円、間接経費: 450千円)
2019年度: 1,040千円 (直接経費: 800千円、間接経費: 240千円)
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キーワード | 神経性やせ症 / PET / 活性化ミクログリア / GABA / fMRI / MRS |
研究開始時の研究の概要 |
神経性やせ症(Anorexia nervosa: AN)は体型への極度な認識の偏りと肥満恐怖から食事が摂れなくなり、死の危険が高い難治性の精神障害である。体重増加の短期的効果は知られているが、長期的効果は不明だった。近年、形態学的変化やGABA機能の変化から体重増加の長期的治療効果が予見できつつある。これまで我々は治療前のAN患者における活性化ミクログリアの関与を検討してきた。本研究では体重増加の治療効果に着目し、AN患者の体重増加による活性化ミクログリアとGABA機能、機能的結合の変化を検討し、1年後の臨床評価も加えて症状改善や予後との関係を検討し、体重増加の治療効果を明らかにしたい。
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研究成果の概要 |
神経性やせ症 (Anorexia nervosa: AN)は、体型に対する極度な認識の偏り (ボディイメージの障害)と肥満恐怖から食事が摂れなくなり低栄養で死の危険が高い難治性の精神障害で、体重増加が重要な治療法である。本課題では低体重のAN患者と体重が回復したAN患者、健常者をリクルートしてPETを用いることで、AN患者における体重変化による脳内の分子病態の変化の検討を試みた。
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研究成果の学術的意義や社会的意義 |
低体重のAN患者と体重が回復したAN患者、健常者にPETで測定した脳内分子病態について、筆頭発表者として第41回日本精神神経学会学術総会(2019年)、第42回日本神経科学会(2019年)、第43回日本神経科学会(2020年)、BRAIN & BRAIN PET(2019年)、第117回日本精神神経学会学術総会(2021年)、第44回日本生物学的精神医学会(2022年)などで発表し、筆頭著者として国際雑誌のMol Psychiatry(2021年)に発表した。
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