研究課題/領域番号 |
19K08147
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研究種目 |
基盤研究(C)
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配分区分 | 基金 |
応募区分 | 一般 |
審査区分 |
小区分52040:放射線科学関連
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研究機関 | 金沢大学 |
研究代表者 |
宮地 利明 金沢大学, 保健学系, 教授 (80324086)
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研究分担者 |
間瀬 光人 名古屋市立大学, 医薬学総合研究院(医学), 教授 (60238920)
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研究期間 (年度) |
2019-04-01 – 2023-03-31
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研究課題ステータス |
完了 (2022年度)
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配分額 *注記 |
4,420千円 (直接経費: 3,400千円、間接経費: 1,020千円)
2021年度: 1,040千円 (直接経費: 800千円、間接経費: 240千円)
2020年度: 2,080千円 (直接経費: 1,600千円、間接経費: 480千円)
2019年度: 1,300千円 (直接経費: 1,000千円、間接経費: 300千円)
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キーワード | 磁気共鳴画像 / 脳 / グリンファティックシステム / 頭蓋内環境 / 脳脊髄液 |
研究開始時の研究の概要 |
水分子の拡散現象を磁気共鳴イメージング(MRI)によって画像化する研究代表者独自のイメージング及び解析手法を基盤に,脳の神経活動に伴って生じる老廃物が脳脊髄液循環系によって排泄される機能(グリンファティックシステム)を画像化するグリンファティックMRIを開発してシステム構築する.次にこのシステムを使用して未解明の部分が多い人間のグリンファティックシステムの機序(睡眠時や姿勢変化時におけるグリンファティックシステムの活性度など)を明らかにする.そしてグリンファティックMRIによって脳の老廃物が関与する疾患において検討しながらこの手法を確立して,これら疾患の診断と病態の解明に役立てる.
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研究成果の概要 |
アミロイドβタンパク質やタウタンパク質などの老廃物が,脳脊髄液循環系によって脳から排泄される機能(グリンファティックシステム(仮説))を,磁気共鳴イメージング(MRI)によって解析する手法「グリンファティックMRI」を開発した.そして特発性正常圧水頭症において,グリンファティックMRIの有用性を実証した.
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研究成果の学術的意義や社会的意義 |
脳の神経活動に伴って生じた老廃物を脳脊髄液循環系によって排泄するグリンファティックシステム(仮説)の解析手法を確立することが急務であった.そこで非侵襲的に脳局所機能を取得可能なMRIによる解析法「グリンファティックMRI」を開発した.さらに特発性正常圧水頭症の髄液排除試験前後において,グリンファティックMRIの中心的位置付けにある脳内水分子揺動解析を実施し,臨床有用性を実証したことは意義深い.
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