研究課題/領域番号 |
19K08176
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研究種目 |
基盤研究(C)
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配分区分 | 基金 |
応募区分 | 一般 |
審査区分 |
小区分52040:放射線科学関連
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研究機関 | 大分大学 |
研究代表者 |
浅山 良樹 大分大学, 医学部, 教授 (40380414)
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研究分担者 |
西江 昭弘 九州大学, 医学研究院, 教授 (20457427)
石松 慶祐 九州大学, 大学病院, 医員・臨床助教 (20800147)
牛島 泰宏 九州大学, 大学病院, 講師 (40432934)
高山 幸久 九州大学, 大学病院, 助教 (60546563)
中山 智博 九州大学, 医学研究院, 講師 (70419571)
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研究期間 (年度) |
2019-04-01 – 2023-03-31
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研究課題ステータス |
完了 (2022年度)
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配分額 *注記 |
4,420千円 (直接経費: 3,400千円、間接経費: 1,020千円)
2021年度: 780千円 (直接経費: 600千円、間接経費: 180千円)
2020年度: 1,820千円 (直接経費: 1,400千円、間接経費: 420千円)
2019年度: 1,820千円 (直接経費: 1,400千円、間接経費: 420千円)
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キーワード | 胆道癌 / computed tomography / 肝内胆管癌 / 低濃度造影剤 / 低管電圧撮影 / 画像診断 / 胆管癌 / CT / MRI / 治療選択 / 予後 / 超高精細CT / DIC-CT / bile duct cancar / radiogenomics / radiology / target therapy |
研究開始時の研究の概要 |
胆道癌はこれまで外科治療が唯一の有効な治療法であり手術不能症例に対する代替治療法は確立していない。近年、分子統合解析により胆道癌の治療標的となり得るゲノム・分子異常が次世代シーケンサーにより解析・報告され、手術不能例や術後再発における遺伝子治療の可能性が示唆されている。我々はこれまで画像診断の観点から胆道癌の予後不良因子を解析し報告してきた。本研究の目的は遺伝子画像統合解析(radiogenomics)により胆道癌のゲノム・分子異常を反映する画像所見とその微小環境を明らかにすることである。将来画像所見をもとに適切な遺伝子治療が選択可能となることが期待される。
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研究成果の概要 |
まず胆道癌評価に必要なCT胆道造影の超高精細CTでの至適再構成法の検討を行った。使用した再構成法はAiCE(Advanced intelligent Clear-IQ Engine)、FIRST(Forward projected model-based Iterative Reconstruction SoluTion)、 AIDR(Adaptive Iterative Dose Reduction)-3Dの3種類で、そのうちAiCEが最も優れていた。次に腎機能不良症例での低濃度造影剤を使用したCTでの至適再構成法の検討を行った。これもAiCEでの再構成法が従来法を上回った。
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研究成果の学術的意義や社会的意義 |
胆道癌は分子標的薬での治療が可能となることが将来期待されるが、手術以外に十分な検体を取得することが困難な腫瘍である。早期診断や適切な治療薬選択、予後予測が画像により可能となれば、予後延長、医療費削減に役立つ。本研究は胆道癌の画像診断を支える基本的診断技術を高めるものである。
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