研究課題/領域番号 |
19K08184
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研究種目 |
基盤研究(C)
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配分区分 | 基金 |
応募区分 | 一般 |
審査区分 |
小区分52040:放射線科学関連
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研究機関 | 北海道科学大学 |
研究代表者 |
熊澤 誠志 北海道科学大学, 保健医療学部, 教授 (50363354)
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研究分担者 |
吉浦 敬 鹿児島大学, 医歯学域医学系, 教授 (40322747)
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研究期間 (年度) |
2019-04-01 – 2023-03-31
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研究課題ステータス |
完了 (2022年度)
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配分額 *注記 |
4,290千円 (直接経費: 3,300千円、間接経費: 990千円)
2022年度: 780千円 (直接経費: 600千円、間接経費: 180千円)
2021年度: 1,040千円 (直接経費: 800千円、間接経費: 240千円)
2020年度: 1,300千円 (直接経費: 1,000千円、間接経費: 300千円)
2019年度: 1,170千円 (直接経費: 900千円、間接経費: 270千円)
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キーワード | 拡散MRI / EPI / 磁場不均一 / 幾何学的歪 / 幾何学的歪み / 補正 / MRI / 拡散 / 組織定量値 |
研究開始時の研究の概要 |
拡散MRIでは,水分子の拡散現象を通して生体の組織構造に関する情報が得られるが,その一方で磁場不均一に起因した幾何学的歪みが生じる.この組織構造情報を形態画像へマッピングする際には,幾何学的歪みを補正する必要がある.本研究では,歪み補正の過程で磁場不均一分布を推定し,その磁場不均一分布と歪み補正情報を用いて組織定量値を推定する手法の開発を行う.
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研究成果の概要 |
本研究では拡散MRIが最も応用されている頭部領域を対象として,画像ベースでの拡散MRI画像における新たな幾何学的歪み補正手法を考案した.本手法は形態MRI画像と幾何学的歪みを伴う拡散MRI画像を用いて,MRI画像生成過程のモデルに基づいて磁場不均一分布と組織定量値の交互反復推定を行うものである.提案手法が従来の画像ベース(非剛体レジストレーション)手法と比べ,歪み補正,磁場不均一分布推定が優れていることを示した.
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研究成果の学術的意義や社会的意義 |
拡散MRI画像では撮像後の画像解析によって組織構造に関する情報が得られ,これらを高解像度のT1強調画像などの形態画像へマッピングし,形態情報と合わせた解析・可視化が行われており,特に拡散情報の解析に基づく脳白質神経線維束の推定は脳神経外科における手術計画等に用いられている.拡散MRI画像解析の前処理として本手法を用いることで,形態情報と合わせた解析・可視化や脳白質神経線維束の推定などの精度向上が期待される.
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