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羊膜由来間葉系幹細胞を用いた放射線性口内炎の治療法の開発

研究課題

研究課題/領域番号 19K08192
研究種目

基盤研究(C)

配分区分基金
応募区分一般
審査区分 小区分52040:放射線科学関連
研究機関北海道大学

研究代表者

結城 敏志  北海道大学, 大学病院, 助教 (80455633)

研究分担者 大西 俊介  北海道大学, 医学研究院, 准教授 (10443475)
研究期間 (年度) 2019-04-01 – 2022-03-31
研究課題ステータス 完了 (2021年度)
配分額 *注記
4,290千円 (直接経費: 3,300千円、間接経費: 990千円)
2021年度: 1,430千円 (直接経費: 1,100千円、間接経費: 330千円)
2020年度: 1,560千円 (直接経費: 1,200千円、間接経費: 360千円)
2019年度: 1,300千円 (直接経費: 1,000千円、間接経費: 300千円)
キーワード放射線性口内炎 / 間葉系幹細胞 / 放射線口内炎
研究開始時の研究の概要

間葉系幹細胞は骨髄など多くの組織に存在し、新しい再生医療材料として注目されている。また、出産後に通常は廃棄される羊膜にも、間葉系幹細胞が存在することが最近明らかとなった。本研究では、担癌患者に施行される放射線化学療法の合併症として、しばしば重篤な経過をたどり有効な治療法のない放射線性口内炎に着目し、羊膜由来間葉系幹細胞による治療効果を明らかにして、放射線性口内炎の新たな治療法を確立するための基盤を整えることを目的とする。
具体的には、放射線性口内炎モデル動物に対して羊膜由来間葉系幹細胞の培養上清を用いて効果を確認し、その機序を細胞実験とともに明らかにする。

研究成果の概要

有効な治療法のない放射線性口内炎の新規治療法として、羊膜由来間葉系幹細胞の培養上清の有効性ならびにその作用機序について、動物実験ならびに細胞実験により明らかにすることを目的として研究を行なった。
羊膜由来間葉系幹細胞の培養上清をゲル化し、ラット放射線性口内炎モデルの舌に塗布して評価したところ、治療群において体重減少の抑制傾向がみられたが、対照群に比して有意差は認めなかった。また、舌の病理組織においても、病理スコアに改善は認められず、舌における種々の炎症性サイトカインの発現も治療群において改善傾向を認めなかった。

研究成果の学術的意義や社会的意義

頭頸部がんに対する放射線治療の合併症としてしばしば発症する放射線性口内炎の新規治療法の開発を目的として、羊膜間葉系幹細胞に着目し、その培養上清を放射線性舌炎モデルラットの舌に塗布するという方法で効果を検討したが、明らかな効果が認められなかった。動物モデルと実臨床での病態の違いや、培養上清に含まれる有効成分の濃度の低さなどが関係しているかもしれず、今後の検討課題である。

報告書

(4件)
  • 2021 実績報告書   研究成果報告書 ( PDF )
  • 2020 実施状況報告書
  • 2019 実施状況報告書

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公開日: 2019-04-18   更新日: 2023-01-30  

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