研究課題/領域番号 |
19K08216
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研究種目 |
基盤研究(C)
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配分区分 | 基金 |
応募区分 | 一般 |
審査区分 |
小区分52040:放射線科学関連
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研究機関 | 国立研究開発法人国立がん研究センター |
研究代表者 |
三宅 基隆 国立研究開発法人国立がん研究センター, 中央病院, 医長 (70544906)
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研究分担者 |
向井 まさみ 国立研究開発法人国立がん研究センター, 情報統括センター, 室長 (40425666)
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研究期間 (年度) |
2019-04-01 – 2022-03-31
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研究課題ステータス |
完了 (2021年度)
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配分額 *注記 |
4,420千円 (直接経費: 3,400千円、間接経費: 1,020千円)
2021年度: 780千円 (直接経費: 600千円、間接経費: 180千円)
2020年度: 1,040千円 (直接経費: 800千円、間接経費: 240千円)
2019年度: 2,600千円 (直接経費: 2,000千円、間接経費: 600千円)
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キーワード | 画像診断 / データベース / 人工知能 / 食道癌 / リンパ節 / 個別化医療 / がん / 医用画像 |
研究開始時の研究の概要 |
わが国のがん診療の効率と安全性を維持・向上させ,個々人に適した診断や治療を実施する「個別化医療」のための人工知能(AI)の開発が期待されています.そのためには,個別の課題に合わせた質の高いデータベースを効率的に作成できる体制を構築することが重要です.本研究を通じて,CT・MRI・内視鏡検査・病理組織検査・手術動画などの各種医用画像に,検査や手術時に術者が得た所見などのテキストデータを紐づけた,AI開発研究に資するマルチモーダルなデータベース構築を,日常臨床のワークフロー上で無理なく行える体制の基盤作成を目指します.
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研究成果の概要 |
主として大腸腫瘍,軟部腫瘍において,医用画像とテキストデータを紐づけて保存できるシステムを利用してデータベースを作成した.作成過程を通じて,日常臨床のワークフロー上で適宜データベース構築を行うためのシステム構成を討論し問題点を洗い出し,体制の整備を行った.病理組織学的所見に関しては,病理標本スライドをデジタル化したデータを診療システム上のデジタルビューアで閲覧可能な状況を構築し,医用画像との対比をより簡便に行える体制を構築した.
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研究成果の学術的意義や社会的意義 |
がん診療の効率と安全性を維持,向上させ個々人に適した診断や治療を実施する「個別化医療」のためのAIの開発には構造化された質の高い大量の正解付き学習データベースが必要とされている.本研究では各種医用画像に,検査や手術時に術者が得た所見などのテキストデータを紐づけたマルチモーダルなデータベース構築を日常臨床のワークフロー上で無理なく行える体制の基盤を作成することにあり,本研究において一部の診療科での体制構築を得た.
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