研究課題/領域番号 |
19K08340
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研究種目 |
基盤研究(C)
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配分区分 | 基金 |
応募区分 | 一般 |
審査区分 |
小区分52050:胎児医学および小児成育学関連
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研究機関 | 福井大学 |
研究代表者 |
村井 宏生 福井大学, 学術研究院医学系部門, 特別研究員 (50464566)
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研究分担者 |
大嶋 勇成 福井大学, 学術研究院医学系部門, 教授 (40303391)
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研究期間 (年度) |
2019-04-01 – 2023-03-31
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研究課題ステータス |
完了 (2022年度)
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配分額 *注記 |
4,290千円 (直接経費: 3,300千円、間接経費: 990千円)
2021年度: 780千円 (直接経費: 600千円、間接経費: 180千円)
2020年度: 1,560千円 (直接経費: 1,200千円、間接経費: 360千円)
2019年度: 1,950千円 (直接経費: 1,500千円、間接経費: 450千円)
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キーワード | 気管支喘息 / 自然免疫応答 / ウイルス感染症 / βディフェンシン / オートファジー / 選択的オートファジー / 気道上皮細胞 / アレルギー / 気道リモデリング |
研究開始時の研究の概要 |
近年、気管支喘息の病態への自然免疫応答の関与が指摘されていることから、自然免疫応答が気道リモデリングの誘導・進展に重要な役割を持つと考えた。①気道上皮ストレスによる選択的オートファジー誘導の確認、②選択的オートファジーにより放出されるDAMPSおよびmiRNA (micro RNA)の同定、③DAMPSやmiRNAによる気道リモデリングの誘導、④気管支喘息発症や気道リモデリングの病態における選択的オートファジー、DAMPSやmiRNAの関連、を明らかにし、⑤選択的オートファジー阻害薬封入ナノ粒子の吸入による気管支喘息発症予防効果を検討する。
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研究成果の概要 |
小児気管支喘息は、カビやダニの抗原、ウイルス感染症と深く関わっている。しかし、その発症経路は現在のところ不明である。今回、気道上皮の選択的オートファジーがこの発症に関わるのではないかと仮説をたて研究を進めた。選択的オートファジーの関与は証明できなかったものの、ウイルスの主要成分である低分子Poly I:Cの刺激により、気道上皮細胞から生体防御物質であり近年気管支喘息の発症や重症度と深く関連が指摘されているベータディフェンシンの分泌を認めること、さらにその分泌には通常のウイルス感染による液性免疫活性経路であるTLR3が関与しないこと、またその分泌にはmiRNAが関わっている可能性が示唆された。
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研究成果の学術的意義や社会的意義 |
気管支喘息発症の原因として、気管支喘息の病態への自然免疫応答の関与が指摘されていることから、自然免疫応答がその発症に重要な役割を持つと考えたカビやダニの抗原、ウイルス感染症と深く関わっている。しかし、その発症経路は現在のところ不明であった。今回の研究において我々はウイルスの主要成分の刺激により、気道上皮細胞から生体防御物質であり近年気管支喘息の発症や重症度と深く関連が指摘されている生体防御物質の分泌を認めること、さらにその分泌には通常のウイルス感染による液性免疫活性経路でない可能性を指摘した。本研究により新たな経路を利用した気管支喘息の新たな予防薬の創薬につながる可能性がある。
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