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炎症性腸疾患発症/持続/寛解/再燃時における腸炎惹起性メモリーT細胞動態の可視化

研究課題

研究課題/領域番号 19K08437
研究種目

基盤研究(C)

配分区分基金
応募区分一般
審査区分 小区分53010:消化器内科学関連
研究機関東京医科歯科大学

研究代表者

岡田 英理子  東京医科歯科大学, 大学院医歯学総合研究科, 講師 (20376784)

研究分担者 渡辺 守  東京医科歯科大学, 高等研究院, 特別栄誉教授 (10175127)
根本 泰宏  東京医科歯科大学, 大学院医歯学総合研究科, 助教 (20456213)
研究期間 (年度) 2019-04-01 – 2022-03-31
研究課題ステータス 完了 (2021年度)
配分額 *注記
4,290千円 (直接経費: 3,300千円、間接経費: 990千円)
2021年度: 910千円 (直接経費: 700千円、間接経費: 210千円)
2020年度: 1,040千円 (直接経費: 800千円、間接経費: 240千円)
2019年度: 2,340千円 (直接経費: 1,800千円、間接経費: 540千円)
キーワード炎症性腸疾患 / メモリーT細胞 / in vivo live imaging / intravital microscopy / 粘膜免疫 / photoconversion
研究開始時の研究の概要

炎症性腸疾患(クローン病と潰瘍性大腸炎)は再燃を繰り返す難治性の疾患であり、未だ根治療法は存在しない。我々はこれまでの研究において、この疾患を根治させるためには、腸管粘膜局所および、リンパ節、骨髄において半永久的に維持される腸炎惹起性メモリーT細胞を排除する必要があることを証明してきた。
今回我々は新たに開発した生体の内部を直接観察できるIn vivo live imagingシステムを用いて、炎症性腸疾患の発症、寛解、再燃時における腸炎惹起性メモリーT細胞動態の可視化を行う。
疾患記憶の制御が可能であれば本疾患のみではなく、自己免疫疾患や感染症、悪性腫瘍など幅広い疾患にも応用可能である。

研究成果の概要

炎症性腸疾患は寛解と再燃を繰り返す難治性の疾患であり未だ根治療法は存在しない。我々はこれまでに研究において、本疾患の難治性の原因は寛解時においても半永久的に維持される疾患記憶T細胞であることを報告している。一方で腸管局所および二次リンパ組織における、本細胞の維持機構には未だ不明な点が多く残されており、その解明が求められている。
今回我々は、腸炎モデルマウスの大腸および二次リンパ組織におけるT細胞動態の可視化、すなわちin vivo live imaging技術を確立した。これは世界初の生体マウスの大腸粘膜におけるin vivo live imagingであり、今後の研究での利用が期待される。

研究成果の学術的意義や社会的意義

今回の研究において、我々は世界で初めて慢性大腸炎モデルマウスの大腸粘膜およびリンパ組織におけるメモリーT細胞動態の可視化に成功した。本システムは今後のIBD研究のみならず、様々な大腸疾患の研究において有用なツールとなりうる。

報告書

(1件)
  • 2021 研究成果報告書 ( PDF )

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公開日: 2019-04-18   更新日: 2023-01-30  

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