研究課題/領域番号 |
19K08662
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研究種目 |
基盤研究(C)
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配分区分 | 基金 |
応募区分 | 一般 |
審査区分 |
小区分53030:呼吸器内科学関連
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研究機関 | 和歌山県立医科大学 |
研究代表者 |
南方 良章 和歌山県立医科大学, 医学部, 博士研究員 (80295815)
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研究分担者 |
中西 正典 和歌山県立医科大学, 医学部, 准教授 (10347601)
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研究期間 (年度) |
2019-04-01 – 2023-03-31
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研究課題ステータス |
完了 (2022年度)
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配分額 *注記 |
4,030千円 (直接経費: 3,100千円、間接経費: 930千円)
2022年度: 1,300千円 (直接経費: 1,000千円、間接経費: 300千円)
2021年度: 650千円 (直接経費: 500千円、間接経費: 150千円)
2020年度: 650千円 (直接経費: 500千円、間接経費: 150千円)
2019年度: 1,430千円 (直接経費: 1,100千円、間接経費: 330千円)
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キーワード | 歩数 / 身体活動性 / セデンタリー行動 / 加速度計 / 個別化治療 / 介入 / 目標設定 / sedentary行動 / COPD / モチベーション / 3軸加速度計 / 3軸加速度計 |
研究開始時の研究の概要 |
安定期COPDに対し、①季節の影響、②指標毎の差、③加速度計非装着時間の除外、④座位時間の抽出等を行い、加速度計を用いた身体活動性評価法の精度向上を目指す。次に、⑤他研究で得られる予定のCOPD歩数予測式計算無料アプリの入力データを、自動集積可能なクラウドサーバー構築を行う。⑥予測式を用いた歩数目標値設定と自己フィードバックの効果を評価し、⑦sedentary時間(座位相当時間)短縮の指導効果を評価する。また、⑧複合介入前後に身体活動性と複数因子を計測し、身体活動性の易改善患者層の絞込みと改善寄与因子の抽出をおこない、改善寄与因子を標的にした介入を推奨するという、個別化治療戦略の構築を目指す。
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研究成果の概要 |
COPD身体活動性評価方法の精度向上に対して、①季節なかでも気温が身体活動性に及ぼす影響、②加速度計非装着時間の検出法の確定、③セデンタリー(座位又は臥位)時間抽出プログラム作成、④セデンタリー時間の指標間の差の明確化などが実施できた。また、身体活動性向上策として、⑤歩数予測式を用いた患者個々の歩数目標値設定法の構築、⑥複合的介入による歩数増加効果の確認、⑦介入効果が見られやすい患者層の抽出、⑧モチベーション向上対策の安全性向上方策の検討などが実施できた。この結果、COPD身体活動時性評価法の精度向上がなされ、身体活動性向上のための個別化治療法の確立に向けた具体的成果が得られたと考える。
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研究成果の学術的意義や社会的意義 |
COPD患者の管理上極めて重要な身体活動性は、客観性の高さから加速度計による評価が主流であるが、精度を低下させる様々な要因が既報告での一貫性のない結果の原因となっている。今回の結果から、より精度を高めた加速度計での評価が可能となると考えられた。また、歩数の自己フィードバックに加え歩数目標値提供の有用が示され、しかも、その効果は現状の歩数が少ない患者群においてより有用性が高いことが判明した。すなわち、身体活動性が極端に低下している患者に対しては積極的に導入すべき介入法となる可能性が示唆された。これらの結果が、COPD患者管理向上の点において果たす社会的意義は極めて大きいと考えられる。
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