研究課題/領域番号 |
19K08710
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研究種目 |
基盤研究(C)
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配分区分 | 基金 |
応募区分 | 一般 |
審査区分 |
小区分53040:腎臓内科学関連
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研究機関 | 静岡県立静岡がんセンター(研究所) |
研究代表者 |
佐藤 冬樹 静岡県立静岡がんセンター(研究所), その他部局等, 研究員 (60400131)
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研究分担者 |
村垣 泰光 和歌山県立医科大学, 医学部, 博士研究員 (40190904)
藤本 勝巳 広島大学, 医系科学研究科(歯), 助教 (40294566)
Bhawal Ujjal 日本大学, 松戸歯学部, 講師 (50433339)
及川 恒輔 和歌山県立医科大学, 医学部, 講師 (70348803)
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研究期間 (年度) |
2019-04-01 – 2023-03-31
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研究課題ステータス |
完了 (2022年度)
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配分額 *注記 |
4,420千円 (直接経費: 3,400千円、間接経費: 1,020千円)
2021年度: 1,300千円 (直接経費: 1,000千円、間接経費: 300千円)
2020年度: 1,690千円 (直接経費: 1,300千円、間接経費: 390千円)
2019年度: 1,430千円 (直接経費: 1,100千円、間接経費: 330千円)
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キーワード | 時計遺伝子 / 慢性腎不全 / DEC1 / 免疫染色 / DEC2 / CKD / 慢性腎疾患 / 日内リズム |
研究開始時の研究の概要 |
申請者は、転写因子DEC1が時計遺伝子であることを世界で初めて報告し、DEC1の発現異常が様々な生理現象に関与することを報告してきた。本研究の目的は以下の2点である。 1. 慢性腎疾患モデルマウスにおける日内リズム異常の分子メカニズムを解明する 2. 慢性腎疾患における腎間質線維化に伴うDEC1発現低下の意義を明らかにする ことで、慢性腎疾患の病態進展の機序にDEC1がどのように関わっているか詳細な分子機序を明らかにする。将来的にDEC1発現低下を回復させることで、末期腎不全へ至ることを阻止する、もしくは心血管病変の新規の発症を抑制することに繋げる基礎から臨床研究への展開を目指す。
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研究成果の概要 |
慢性腎不全(CKD)における時計遺伝子DEC1の発現意義について解析した。ヒト剖検CKD症例の腎臓、高齢マウスやklo変異マウスなどでDEC1発現は減少したが、ASMA発現は上昇した。行動解析では、klo変異マウスは大きな日内リズムの乱れがみられ、klo変異マウスではDEC1の日内リズムは消失し、発現が減少した。一方でASMA発現は上昇した。腎尿細管培養細胞では高リン処理でDEC1発現は著明に減少したが、ASMA発現は上昇した。これらのことから、高齢マウスやCKDの腎ではDEC1発現減少とASMA上昇が、CKD進展と日内リズム異常に影響していることが示唆された。
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研究成果の学術的意義や社会的意義 |
CKD進展における時計遺伝子DEC1の重要性を明らかにすることで、日内リズムの観点から、例えば、慢性的な睡眠不足の解消でDEC1発現が低下せず、CKD発症率が低下するなどを示せれば、CKD発症の予防への展開も期待され、CKD患者に対し、睡眠の質の向上を目指した生活習慣の改善の意識改革にも繋がる。
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