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サイトカイン産生B細胞の制御による強皮症の新規治療法の開発

研究課題

研究課題/領域番号 19K08768
研究種目

基盤研究(C)

配分区分基金
応募区分一般
審査区分 小区分53050:皮膚科学関連
研究機関金沢大学

研究代表者

松下 貴史  金沢大学, 医学系, 教授 (60432126)

研究期間 (年度) 2019-04-01 – 2022-03-31
研究課題ステータス 完了 (2021年度)
配分額 *注記
4,420千円 (直接経費: 3,400千円、間接経費: 1,020千円)
2021年度: 910千円 (直接経費: 700千円、間接経費: 210千円)
2020年度: 910千円 (直接経費: 700千円、間接経費: 210千円)
2019年度: 2,600千円 (直接経費: 2,000千円、間接経費: 600千円)
キーワード全身性強皮症 / Regulatory B細胞 / Effector B細胞 / IL-6 / IL-10 / B細胞 / 制御性B細胞 / サイトカイン / 治療
研究開始時の研究の概要

全身性強皮症の病態には自己抗体産生などによりB細胞が強く関与していることが知られている。近年、IL-10産生Regulatory B細胞が強皮症の病態を抑制し、反対にIL-6産生Effector B 細胞が促進することが明らかとなった。よって、強皮症においてRegulatory B細胞を温存し、Effector B細胞のみを阻害する選択的B細胞阻害療法が有効である可能性が示唆される。本研究計画では、Regulatory B細胞とEffector B 細胞を明確に区別する方法を開発し、Effector B細胞のみを阻害する選択的B細胞阻害療法の開発を目指す。

研究成果の概要

全身性強皮症の病態には自己抗体産生などによりB細胞が強く関与していることが知られている。本研究計画では、Effector B細胞のみを阻害する選択的B細胞阻害療法の開発を目指す。マウス脾臓からB細胞を抽出し、抗CD40抗体刺激、LPS単独刺激、LPS+抗CD40抗体刺激の3群でマイクロアレイ解析を行ったところ、IL-6が高発現するLPS+抗CD40抗体刺激群では、A遺伝子、B遺伝子の高発現がみられた。一方、IL-6が低発現である抗CD40抗体刺激群では、A遺伝子、B遺伝子の遺伝子発現が低かった。以上より、A遺伝子がIL-6産生を制御している可能性が示唆された。

研究成果の学術的意義や社会的意義

本研究では、自己免疫疾患におけるB細胞を標的とした新規治療法の開発を目指しており、創造性に富む研究テーマである。本研究により、A遺伝子がIL-6産生を制御している可能性が示唆され、この結果を応用すれば、すべてのB細胞を除去するのではなく、Effector B細胞のみを除去する選択的B細胞阻害去療法の開発につながる重要な発見である。

報告書

(1件)
  • 2021 研究成果報告書 ( PDF )

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公開日: 2019-04-18   更新日: 2023-01-30  

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