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間質抑制による癌軟化作用を介した膵癌治療の開発

研究課題

研究課題/領域番号 19K09112
研究種目

基盤研究(C)

配分区分基金
応募区分一般
審査区分 小区分55020:消化器外科学関連
研究機関弘前大学

研究代表者

工藤 大輔  弘前大学, 医学研究科, 客員研究員 (00587024)

研究分担者 石戸 圭之輔  弘前大学, 医学研究科, 准教授 (00436023)
長瀬 勇人  弘前大学, 医学部附属病院, 助教 (10750862)
吉田 枝里  弘前大学, 医学部附属病院, 助教 (20648886)
袴田 健一  弘前大学, 医学研究科, 教授 (30271802)
木村 憲央  弘前大学, 医学研究科, 講師 (60436029)
研究期間 (年度) 2019-04-01 – 2023-03-31
研究課題ステータス 完了 (2022年度)
配分額 *注記
4,290千円 (直接経費: 3,300千円、間接経費: 990千円)
2021年度: 780千円 (直接経費: 600千円、間接経費: 180千円)
2020年度: 1,040千円 (直接経費: 800千円、間接経費: 240千円)
2019年度: 2,470千円 (直接経費: 1,900千円、間接経費: 570千円)
キーワード膵星細胞 / 浸潤性膵管癌 / 膵癌 / 間質 / ヒアルロン酸 / 化学療法 / 4-メチルウンベリフェロン
研究開始時の研究の概要

MU(4-メチルウンベリフェロン)は癌細胞周囲の微小環境に作用して抗腫瘍効果を発揮していることが明らかになりつつあり、特に間質が豊富な膵癌の治療において新しいアプローチ方法を提供し得ると考え、これまでに基礎的研究と論文発表とを積み重ねてきた。このような経緯から、間質線維芽細胞のヒアルロン酸合成能もまたMUで制御する事が期待される。

研究成果の概要

膵星細胞の培地にMU投与をすると、活性化が抑制されることが明らかになった。膵星細胞とBxPC3をBALBc-nu/nuマウスに皮下移植を行った。4週間の観察を行ったところ、腫瘍体積がコントロール群に比してMU群で有意に小さくなった。HE染色およびEVG染色では、MU群では間質のコラーゲン様成分が減少していることが明らかになった。マイクロアレイ解析では、MU群では癌関連線維芽細胞のマーカー遺伝子が有意に減少していることが明らかとなった。Gene Ontology解析では、MU群で細胞外マトリックス、低酸素への反応、優位に減少していることが明らかとなった。

研究成果の学術的意義や社会的意義

膵癌間質をターゲットとした治療法は膵癌の新規治療の開発になり得る。MUは膵星細胞の活性化、癌関連線維芽細胞への変化を抑制することが明らかとなった。MUを投与したマウスでは、細胞外マトリックスおよび低酸素の反応が減弱することにより腫瘍径が小さくなることが示唆された。膵癌細胞へのMUの効果に関しては報告があるが、膵星細胞へのMUの効果はこれまで報告されておらず、膵癌治療の新しい切り口になる可能性がある。

報告書

(5件)
  • 2022 実績報告書   研究成果報告書 ( PDF )
  • 2021 実施状況報告書
  • 2020 実施状況報告書
  • 2019 実施状況報告書

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公開日: 2019-04-18   更新日: 2024-01-30  

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