研究課題/領域番号 |
19K09128
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研究種目 |
基盤研究(C)
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配分区分 | 基金 |
応募区分 | 一般 |
審査区分 |
小区分55020:消化器外科学関連
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研究機関 | 福島県立医科大学 |
研究代表者 |
河野 浩二 福島県立医科大学, 医学部, 教授 (40283204)
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研究分担者 |
三村 耕作 福島県立医科大学, 医学部, 准教授 (90568031)
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研究期間 (年度) |
2019-04-01 – 2023-03-31
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研究課題ステータス |
完了 (2022年度)
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配分額 *注記 |
4,290千円 (直接経費: 3,300千円、間接経費: 990千円)
2021年度: 1,300千円 (直接経費: 1,000千円、間接経費: 300千円)
2020年度: 1,300千円 (直接経費: 1,000千円、間接経費: 300千円)
2019年度: 1,690千円 (直接経費: 1,300千円、間接経費: 390千円)
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キーワード | がん免疫療法 / 食道がん / 免疫チェエクポイント阻害剤 / Immunogenic cell death / 食道扁平上皮癌 / 免疫チェックポイント阻害剤 / immunogenic cell death / PD-L1 / 免疫チェックポイント阻害 / 食道癌 / 放射線照射 |
研究開始時の研究の概要 |
本申請研究は、食道扁平上皮癌における放射線照射と免疫チェックポイント阻害剤(ICI)の併用療法の開発を目指して、ICIの標的分子であるPD-L1の調節機序を、放射線照射とIFN-gamma誘導の観点、また、放射線照射とEpithelial Mesenchymal Transitionの観点から、細胞レベル、分子生物学的レベルで詳細に解析し、臨床検体を用いた質の高いTranslational Researchを展開することを骨子としている。
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研究成果の概要 |
我々は、放射線照射がImmunogenc cell deathを惹起し、複合免疫療法として、ICIのパ―トナーとして有力であるとの知見を積み重ねてきた。そこで、本研究は、放射線照射が腫瘍免疫環境にいかに作用して、ICIとの相乗効果を最大限発揮させるかを明らかにする目的で、通常診療で照射とICIを受けた食道扁平上皮がん患者を対象に、前向きの観察研究「E-サーキット試験」を立案、実施した。その結果、20名の患者をリクルートし、放射線照射により、新しい抗原を認識するT細胞が誘導され、このT細胞がnivolumabによって再活性化re-invigorationされたことが判明した。
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研究成果の学術的意義や社会的意義 |
本申請研究によって、放射線照射と免疫チェエクポイント阻害剤の複合免疫療法の相乗効果の機序が判明した。この成果は、食道癌の新しい治療戦略の開発に寄与する。
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