研究課題/領域番号 |
19K09197
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研究種目 |
基盤研究(C)
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配分区分 | 基金 |
応募区分 | 一般 |
審査区分 |
小区分55020:消化器外科学関連
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研究機関 | 大阪大学 |
研究代表者 |
井上 彬 大阪大学, 医学系研究科, 招へい教員 (90645053)
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研究分担者 |
山本 浩文 大阪大学, 医学系研究科, 教授 (30322184)
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研究期間 (年度) |
2019-04-01 – 2022-03-31
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研究課題ステータス |
完了 (2021年度)
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配分額 *注記 |
4,290千円 (直接経費: 3,300千円、間接経費: 990千円)
2021年度: 1,430千円 (直接経費: 1,100千円、間接経費: 330千円)
2020年度: 1,430千円 (直接経費: 1,100千円、間接経費: 330千円)
2019年度: 1,430千円 (直接経費: 1,100千円、間接経費: 330千円)
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キーワード | 癌幹細胞 / 大腸癌 / 初代培養 / CTC / 培養 / 遺伝子変異 / 血液中の癌細胞 / PDXモデル |
研究開始時の研究の概要 |
悪性腫瘍の根源とされる「癌幹細胞」は、治療抵抗性で転移や再発の原因となる。申請者らは、大腸癌患者の癌組織をマウスへ移植した実験用モデルを作成し、‘癌幹細胞1個からマウスに腫瘍を造る真の癌幹細胞モデル’を確立してきた。これまで、手術で切除された癌組織から癌幹細胞を同定したが、もしも血液から同様のことができれば、手術適応のない‘全身癌’の状態でも、血液の採取だけでタイムリーに癌幹細胞を同定し、治療応用へ繋げることができる。本研究の目的は、大腸癌患者の血液から個別の癌幹細胞を同定・解析することである。本研究により、真の癌幹細胞の同定から治療応用までの研究基盤を確立でき、個別化医療を実現できる。
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研究成果の概要 |
悪性腫瘍の根源とされる「癌幹細胞」は、治療抵抗性で転移や再発の原因となる。申請者らはこれまでに手術で切除された癌組織から癌幹細胞を同定したが、もしも血液から同様のことができれば、手術適応のない‘全身癌’の状態でも、血液の採取だけでタイムリーに癌幹細胞を同定し、治療応用へ繋げることができる。本研究の目的は、大腸癌患者の血液から個別の癌幹細胞を同定・解析することである。本研究により 真の癌幹細胞の同定から治療応用までの研究基盤を確立でき、個別化医療を実現できる。
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研究成果の学術的意義や社会的意義 |
手術標本からは何百万個もの細胞を得ることができ、その中に一定数の癌幹細胞が含まれていることからスフェロイドの形成も容易であるが、進行して他臓器に転移をきたした患者には手術療法は適応されず組織の回収ができないことも多い。本研究では大腸癌患者の血液中に存在する癌細胞を同定、回収し、スフェロイド培養を試みた。独自の方法で血中癌細胞を捉え、培養法を確立し、癌細胞を安定して一定期間生存させることが可能となった。多くの条件を整えて血液からの癌幹細胞の取得に近づくことができたことは学術的に意義があり、今後更にこれらの細胞の性質を詳細に調べることで医学的な応用に繋がる可能性がある。
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