研究課題/領域番号 |
19K09223
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研究種目 |
基盤研究(C)
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配分区分 | 基金 |
応募区分 | 一般 |
審査区分 |
小区分55020:消化器外科学関連
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研究機関 | 奈良県立医科大学 |
研究代表者 |
久下 博之 奈良県立医科大学, 医学部, 講師 (30801774)
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研究分担者 |
岩佐 陽介 奈良県立医科大学, 医学部附属病院, 研究員 (30812317)
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研究期間 (年度) |
2019-04-01 – 2022-03-31
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研究課題ステータス |
完了 (2021年度)
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配分額 *注記 |
3,380千円 (直接経費: 2,600千円、間接経費: 780千円)
2021年度: 910千円 (直接経費: 700千円、間接経費: 210千円)
2020年度: 1,040千円 (直接経費: 800千円、間接経費: 240千円)
2019年度: 1,430千円 (直接経費: 1,100千円、間接経費: 330千円)
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キーワード | クローン病 / 免疫療法 / 肛門病変 |
研究開始時の研究の概要 |
厚生労働省指定難治性炎症性腸管障害クローン病は長期間の慢性経過を辿り再燃寛解を繰り返す原因不明の炎症性腸疾患で関節リウマチ類縁疾患とされる.近年治療目標は抗TNF-α抗 体(infliximab,adalimumab)に代表される生物学的製剤での「長期間の深い寛解維持」と なっているが,根本的治療方法は確立しておらず,根治療法開発は急務である.今回PD-1抗体の副作用(irAE)を起点にT細胞Negative pathwayを標的とした新規免疫療法に着目した.検体取得法として腸管切除手術や消化器内視鏡検査という侵襲的処置を行わずとも採取できるクロ ーン病肛門病変を検討対象とする.
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研究成果の概要 |
具体的な研究成果を創出することができなかった.その原因として小腸瘻孔狭窄形成症例,CD病関連発癌手術症例が主で,肛門病変手術が数例と少なく,肛門検体採取に至ることが出来なかったことが挙げられる.レミケードなどの生物学的製剤による肛門病変病勢制御率が高くなり肛 門疾患専門病院におけるCD肛門病変手術症例は減少傾向にあることも理由として挙げられる. CDの臨床データベース作成を同時に行うことができ臨床学的重症度(IOIBD, CDAI)や臨床病理情報対比が迅速に行える用になったことは成果と考えている.
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研究成果の学術的意義や社会的意義 |
難治性炎症性腸管障害クローン病は長期間の慢性経過を辿り再燃寛解を繰り返す原因不明の炎症性腸疾患で若年発症例が多い.クローン病肛門病変特異的かつ新規治療法開発はクローン病に悩む患者にとって福音となる.
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