研究課題/領域番号 |
19K09282
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研究種目 |
基盤研究(C)
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配分区分 | 基金 |
応募区分 | 一般 |
審査区分 |
小区分55030:心臓血管外科学関連
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研究機関 | 国立研究開発法人国立循環器病研究センター |
研究代表者 |
清水 秀二 国立研究開発法人国立循環器病研究センター, 研究所, 室長 (80443498)
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研究分担者 |
宍戸 稔聡 国立研究開発法人国立循環器病研究センター, 研究所, 部長 (60300977)
小谷 恭弘 岡山大学, 医歯薬学総合研究科, 准教授 (90534678)
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研究期間 (年度) |
2019-04-01 – 2023-03-31
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研究課題ステータス |
完了 (2022年度)
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配分額 *注記 |
4,290千円 (直接経費: 3,300千円、間接経費: 990千円)
2021年度: 1,170千円 (直接経費: 900千円、間接経費: 270千円)
2020年度: 1,300千円 (直接経費: 1,000千円、間接経費: 300千円)
2019年度: 1,820千円 (直接経費: 1,400千円、間接経費: 420千円)
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キーワード | 先天性心疾患 / シミュレーション / 血行動態 / ベッドサイド |
研究開始時の研究の概要 |
本研究では、複雑心奇形患者個々人の血行動態を再現できるベッドサイド・シミュレータを開発し、血行動態の変化を予測することで、最適な治療法を選択できるシステムを開発する。本研究は、コンピュータ・シミュレーションの成果を臨床へと応用することで、患児個々人に合せた最適な医療を提供するものであり、先天性心疾患、特に複雑心奇形の血行動態管理において臨床医の経験を補い、治療をサポートするのみならず、先天性心疾患児の生命予後やQuality of Lifeを改善するものである。
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研究成果の概要 |
複雑心奇形患者の術後管理において、コンピュータ上に患者個々人の血行動態を再現できれば、手術や薬物投与による血行動態の変化を予測し、医師の経験を補って患者に合わせた最適な治療を選択することが可能になる。そこで本研究では、患児個々人の血行動態をリアルタイムで再現できるベッドサイド・シミュレータを開発し、血行動態の変化を予測することで、最適な治療法を選択できるシステムを開発することを目的とし研究を進めた。本研究では、患児の年齢や体格に応じて個別パラメタを設定し、臨床で得られる血圧・中心静脈圧・動脈血酸素飽和度などから修正を加えるアルゴリズムを開発し、個別化シミュレーションを行う基盤を構築した。
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研究成果の学術的意義や社会的意義 |
先天性心疾患、特に複雑心奇形においては、患児個々人によって心臓の解剖から機能にいたるまで千差万別であり、専門医でも血行動態の変化を予測できず、手探りで治療を行なわねばならない場合も少なくない。本研究で開発されるシステムは、コンピュータ・シミュレーションの成果を臨床へと応用することで、患児個々人に合せた最適な医療を提供するものであり、本研究の得られる成果は、先天性心疾患、特に複雑心奇形の血行動態管理において、臨床医の経験を補い、治療をサポートするのみならず、ひいては先天性心疾患児の生命予後やQuality of Life(QOL)を改善するものである。
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