研究課題/領域番号 |
19K09338
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研究種目 |
基盤研究(C)
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配分区分 | 基金 |
応募区分 | 一般 |
審査区分 |
小区分55050:麻酔科学関連
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研究機関 | 愛知医科大学 |
研究代表者 |
畠山 登 愛知医科大学, 医学部, 教授 (70251907)
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研究期間 (年度) |
2019-04-01 – 2022-03-31
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研究課題ステータス |
完了 (2021年度)
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配分額 *注記 |
4,290千円 (直接経費: 3,300千円、間接経費: 990千円)
2021年度: 1,430千円 (直接経費: 1,100千円、間接経費: 330千円)
2020年度: 1,430千円 (直接経費: 1,100千円、間接経費: 330千円)
2019年度: 1,430千円 (直接経費: 1,100千円、間接経費: 330千円)
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キーワード | 敗血症 / β受容体 / カテコラミン / ミトコンドリア / 心臓 |
研究開始時の研究の概要 |
敗血症性心筋症の病態生理学的研究として,敗血症モデルマウスの心筋細胞内と心筋ミトコンドリア内のCa2+濃度変化に照準を合わせ,Ca2+過負荷,ミトコンドリア傷害とアポトーシス誘導を評価する。
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研究成果の概要 |
感染による炎症反応,また交感神経緊張に伴う高カテコラミン状態において,カテコラミンβ受容体がどの臓器,あるいは部位でどの程度発現しているか,もしくは発現が抑制されているかについて検討を行い,敗血症病態におけるカテコラミンβ受容体の影響,役割について検討を行い、心筋をはじめとする各組織、敗血症を引き起こす細菌類についてもβ受容体が発現していることが示唆された。一方、β受容体遮断による病態変化やβ遮断薬の敗血症病態発症予防効果については明らかではなかった。
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研究成果の学術的意義や社会的意義 |
本研究は敢えてβ受容体を抑制することにより,敗血症病態を改善する可能性,およびその機序についての検討であり,学術的にも独創的であると思われる。本研究により,周術期における循環管理や循環作動薬についての新しい見解が得られると期待され,術後合併症の減少のために役割を果たすものと思われる。
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