研究課題/領域番号 |
19K09351
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研究種目 |
基盤研究(C)
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配分区分 | 基金 |
応募区分 | 一般 |
審査区分 |
小区分55050:麻酔科学関連
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研究機関 | 東邦大学 (2020-2021) 岡山大学 (2019) |
研究代表者 |
武田 吉正 東邦大学, 医学部, 教授 (30294466)
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研究期間 (年度) |
2019-04-01 – 2022-03-31
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研究課題ステータス |
完了 (2021年度)
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配分額 *注記 |
4,290千円 (直接経費: 3,300千円、間接経費: 990千円)
2021年度: 1,430千円 (直接経費: 1,100千円、間接経費: 330千円)
2020年度: 1,430千円 (直接経費: 1,100千円、間接経費: 330千円)
2019年度: 1,430千円 (直接経費: 1,100千円、間接経費: 330千円)
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キーワード | グルタミン酸 / 心停止 / 脳保護 / 拮抗薬 |
研究開始時の研究の概要 |
脳梗塞に対するグルタミン酸拮抗薬の有効性は数多くの動物実験(脳梗塞モデル)で報告されている。しかし、臨床研究では精神作用(興奮、緊張、幻覚)のため、全て開発が中断され、臨床で使用できる薬剤が存在しない。一方、心停止中に用いる場合、患者は意識消失しており、投薬期間中の精神作用(興奮、緊張、幻覚)は問題とならない。動物実験(心停止モデル)で有効性を確認し、グルタミン酸拮抗薬の臨床使用に道を開くことを目的としている。本研究はラットの心停止モデルを用い、グルタミン酸拮抗薬の効果を1.脳内グルタミン酸濃度、2.ミトコンドリアのエネルギー代謝と脳血流、3.神経学的予後4.自己心拍再開率を指標に検討する。
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研究成果の概要 |
蘇生後意識障害の原因として脳内グルタミン酸の過剰放出が提唱されている。本研究ではグルタミン酸拮抗薬として硫酸マグネシウムを使用しグルタミン酸放出抑制に及ぼす影響を検証した。マグネシウムイオンはカルシウムよりサイズが大きい2価の陽イオンであるためチャネルを閉塞しカルシウムの流入を止めると考えられている。雄性SDラットに心停止を負荷し細胞外グルタミン酸濃度の上昇を観察した。心停止20分後には、両群とも細胞外グルタミン酸濃度が400μmol/Lに上昇したが、マグネシウム投与による低下を認めなかった。この結果よりマグネシウムの脳保護効果はグルタミン酸放出抑制を介したものではないことが示唆された。
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研究成果の学術的意義や社会的意義 |
脳梗塞に対するグルタミン酸拮抗薬の有効性は数多くの動物実験(脳梗塞モデル)で報告されている。しかし、臨床研究では精神作用(興奮、緊張、幻覚)のため、全て開発が中断され、臨床で使用できる薬剤が存在しない。一方、心停止中に用いる場合、患者は意識消失しており、投薬期間中の精神作用(興奮、緊張、幻覚)は問題とならない。本研究はグルタミン酸拮抗薬(硫酸マグネシウム)の効果を脳内グルタミン酸濃度、を指標に検討することを目的としている。
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