• 研究課題をさがす
  • 研究者をさがす
  • KAKENの使い方
  1. 前のページに戻る

破骨細胞をターゲットとした骨がん痛メカニズムの解明:新規の骨がん痛治療法の開発

研究課題

研究課題/領域番号 19K09380
研究種目

基盤研究(C)

配分区分基金
応募区分一般
審査区分 小区分55050:麻酔科学関連
研究機関和歌山県立医科大学

研究代表者

栗山 俊之  和歌山県立医科大学, 医学部, 講師 (10405467)

研究分担者 川股 知之  和歌山県立医科大学, 医学部, 教授 (80336388)
研究期間 (年度) 2019-04-01 – 2022-03-31
研究課題ステータス 完了 (2021年度)
配分額 *注記
2,080千円 (直接経費: 1,600千円、間接経費: 480千円)
2021年度: 520千円 (直接経費: 400千円、間接経費: 120千円)
2020年度: 520千円 (直接経費: 400千円、間接経費: 120千円)
2019年度: 1,040千円 (直接経費: 800千円、間接経費: 240千円)
キーワード骨がん痛 / デノスマブ / 破骨細胞
研究開始時の研究の概要

わが国ではがん患者の増加とがん治療の進歩によって、長期にわたりがん治療をうけるがん患者が急増している。がん患者の生活の質を妨げる一番の大きな要因は痛みで、とくに骨転移に伴う痛みは治療困難である。本研究は、将来新たな骨転移による痛みの治療薬を開発するため、骨転移による痛みの発生メカニズムを探索する研究である。

研究成果の概要

本研究では(1) 骨転移による痛みを抱えている患者に対してデノスマブという薬剤を投与して痛みと骨吸収マーカーの変化を経時的に観察する臨床研究でヒトでの急性効果を明らかにし、(2) 骨転移による痛みを引き起こした実験動物を用いてデノスマブによる鎮痛のメカニズムを解明を行う予定であった。しかし、デノスマブは骨転移を有するがん患者の有害事象の発生率を低下させることはこれまでの報告からも明らなものの、骨転移による痛みを抑制する急性効果は期待できるものではなかった。基礎研究からは、デノスマブによる骨転移による痛みに対する鎮痛効果の可能性の有無について迫ることができなかった。

研究成果の学術的意義や社会的意義

わが国では、がん患者の増加とがん治療の進歩によって、長期間にわたり治療を受けるがん患者が急増している。がん患者の生活の質を妨げる一番の大きな要因は痛みで、特に治療困難な痛みとして骨転移による痛みがある。そのため骨転移による痛みの治療法を開発することは喫緊の課題といえる。
骨転移を引き起こすには破骨細胞の役割が重要とされている。破骨細胞の活性化を抑制するデノスマブという薬剤に、骨転移による痛みの軽減効果がないかを明らかにすることが本研究の主な目的だった。しかし本薬剤では痛みを十分に抑える効果は認められなかった。今後、骨転移の痛みの治療法開発にあたって、他のアプローチが必要となることが示唆された。

報告書

(4件)
  • 2021 実績報告書   研究成果報告書 ( PDF )
  • 2020 実施状況報告書
  • 2019 実施状況報告書
  • 研究成果

    (1件)

すべて 2021

すべて 学会発表 (1件)

  • [学会発表] 骨転移による痛みの問題点2021

    • 著者名/発表者名
      栗山俊之
    • 学会等名
      第14回日本運動器疼痛学会
    • 関連する報告書
      2021 実績報告書

URL: 

公開日: 2019-04-18   更新日: 2023-01-30  

サービス概要 検索マニュアル よくある質問 お知らせ 利用規程 科研費による研究の帰属

Powered by NII kakenhi