研究課題/領域番号 |
19K09398
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研究種目 |
基盤研究(C)
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配分区分 | 基金 |
応募区分 | 一般 |
審査区分 |
小区分55060:救急医学関連
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研究機関 | 大分大学 |
研究代表者 |
秋岡 秀文 大分大学, 医学部, 助教 (80795914)
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研究分担者 |
手嶋 泰之 大分大学, 医学部, 講師 (10457608)
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研究期間 (年度) |
2019-04-01 – 2022-03-31
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研究課題ステータス |
完了 (2021年度)
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配分額 *注記 |
4,160千円 (直接経費: 3,200千円、間接経費: 960千円)
2021年度: 1,430千円 (直接経費: 1,100千円、間接経費: 330千円)
2020年度: 1,430千円 (直接経費: 1,100千円、間接経費: 330千円)
2019年度: 1,300千円 (直接経費: 1,000千円、間接経費: 300千円)
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キーワード | 冠攣縮性狭心症 / 血糖変動 / 不飽和脂肪酸 / 多価不飽和脂肪酸 / 冠攣性狭心症 / 血糖値変動 / 心臓自律神経機能 / 脂肪酸 / 血管内皮機能 |
研究開始時の研究の概要 |
冠攣縮性狭心症(CSA)は冠状動脈が異常収縮により灌流組織の虚血を生じる疾患である。冠攣縮を原因とする心室細動や急性心筋梗塞により突然死の危険があり本疾患の克服は救急分野における重要課題である。CSAの発生機序は血管内皮障害と血管平滑筋の過収縮である。治療は血管拡張薬を使用するが効果は一時的であり定期的に薬物を摂取する必要がある。近年、血糖値変動と心疾患との関連が注目されている。血糖値変動が大きいことにより ①血管内皮機能を障害する、②冠動脈硬化を促進することが報告されておりCSAの発症を促進する可能性は十分あり得る。今回我々は大きな血糖変動がCSAの病因となるか明らかにしたい。
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研究成果の概要 |
本研究では冠攣縮性狭心症と血糖変動、不飽和脂肪酸との関係を明らかにすることを目標とした。血糖変動と冠攣縮性狭心症の関係は症例数の関係で明らかにできなかった。しかし不飽和脂肪酸と冠攣縮性狭心症の関係は副交感神経を優位にするDHAが高いと冠攣縮性狭心症を発症していた。不飽和脂肪酸と冠攣縮性狭心症の関係を日本循環器学会で発表し、心臓で報告した。
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研究成果の学術的意義や社会的意義 |
冠攣縮性狭心症は急性心筋梗塞や心室細動の原因となり突然死を来すため本疾患の克服は重要である。我々は血糖変動と冠攣縮性狭心症の関係は明らかにできなかったが、不飽和脂肪酸のDHAが高いと冠攣縮に影響を及ぼしていることを明らかにした。欧米人と比較し冠攣縮際狭心症は日本人に多いと考えられている。DHAは青魚に多く含まれ、副交感神経を優位にする働きがあることが報告されていることから、冠攣縮性狭心症が日本人に多いとされる原因の解明につながる可能性がある。
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