研究課題/領域番号 |
19K09437
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研究種目 |
基盤研究(C)
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配分区分 | 基金 |
応募区分 | 一般 |
審査区分 |
小区分55060:救急医学関連
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研究機関 | 大分大学 |
研究代表者 |
竹中 隆一 大分大学, 医学部, 助教 (90457606)
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研究分担者 |
重光 修 大分大学, 医学部, 客員研究員 (40215968)
松本 重清 大分大学, 医学部, 准教授 (90274761)
濡木 真一 大分大学, 医学部, 講師 (50423702)
安部 隆三 大分大学, 医学部, 教授 (30375795)
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研究期間 (年度) |
2019-04-01 – 2024-03-31
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研究課題ステータス |
完了 (2023年度)
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配分額 *注記 |
4,420千円 (直接経費: 3,400千円、間接経費: 1,020千円)
2021年度: 910千円 (直接経費: 700千円、間接経費: 210千円)
2020年度: 910千円 (直接経費: 700千円、間接経費: 210千円)
2019年度: 2,600千円 (直接経費: 2,000千円、間接経費: 600千円)
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キーワード | 酸化ストレス / ビタミンC / 電子スピン共鳴装置 / 外傷 / 重症外傷 / 救急患者 / 補充療法 / VCR/DMSO / ラジカル |
研究開始時の研究の概要 |
重症外傷患者では血中ビタミンCが低下し、通常の輸液栄養管理のみでは経時的に減少枯渇していくことが示されている。本研究では重症外傷患者においての血中ビタミンCの動向を把握分析し、さらに酸化ストレスマーカーや炎症性マーカー、各代謝産物などを測定評価しそのメカニズム解明を図る。その上で重症外傷患者へのVC補充療法を確立するために介入研究を行い、ビタミンCが過剰な酸化ストレスを抑制し、酸化ストレスや全身性炎症反応や多臓器傷害の改善に寄与するかどうか検討する。最終的には重症外傷患者に対するビタミンC補充療法を確立し、外傷患者への非手術的治療の確立および普及を図る。
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研究成果の概要 |
重症外傷患者の急性期にはビタミンCが低下しており、通常の栄養管理のみでは約1週間低値が遷延することが示された。そしてこの低値は臓器障害と関与していることが示唆された。このことから、重症外傷患者においてビタミンCは臓器障害の程度を把握するマーカーとなる可能性がある。また、適切に補充することが重症外傷患者の治療成績の向上につながる可能性が見いだせた。ビタミンCは過剰投与による害の報告もあり、ただ決まった期間一定量のビタミンCを補充するのではなく、本研究で行ったようにリアルタイムでモニタリングを行いながら適切なタイミングで適切な量のビタミンCを補充することが重要と考えられる。
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研究成果の学術的意義や社会的意義 |
重症外傷患者におけるビタミンCの動向についてはこれまで報告がほぼ無い。今回の検討で、急性期にビタミンCが低下しておりこれが臓器障害と関係していることが証明されたことは今後のビタミンC補充療法の確立にむけて大きな前進と言える。ビタミンCは一般的な食品にも含まれる比較的安価で安全性の高い物質であるため、ビタミンCにより治療成績が向上することに繋がれば社会的意義は非常に大きい。本研究では重症外傷患者に対するビタミンC補充療法の確立のための第一歩となったと考えられる。
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