研究課題/領域番号 |
19K09455
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研究種目 |
基盤研究(C)
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配分区分 | 基金 |
応募区分 | 一般 |
審査区分 |
小区分56010:脳神経外科学関連
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研究機関 | 大阪公立大学 (2022) 大阪市立大学 (2019-2021) |
研究代表者 |
鈴木 崇士 大阪公立大学, 健康科学イノベーションセンター, 特任准教授 (10572224)
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研究分担者 |
大石 直也 京都大学, 医学研究科, 特定准教授 (40526878)
上野 智弘 京都大学, 医学研究科, 助教 (10379034)
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研究期間 (年度) |
2019-04-01 – 2023-03-31
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研究課題ステータス |
完了 (2022年度)
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配分額 *注記 |
4,420千円 (直接経費: 3,400千円、間接経費: 1,020千円)
2021年度: 1,040千円 (直接経費: 800千円、間接経費: 240千円)
2020年度: 1,300千円 (直接経費: 1,000千円、間接経費: 300千円)
2019年度: 2,080千円 (直接経費: 1,600千円、間接経費: 480千円)
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キーワード | 生体光計測 / 光コヒーレンストモグラフィ / 脳循環代謝 / 神経代謝カップリング / 分光イメージング / 生体光イメージング / マルチモダリティ |
研究開始時の研究の概要 |
体温は生命活動の基盤となる物理量である。組織の活動度、血流、環境等に影響を受けており、生理的条件下でも部位差があり、活動により絶えず変動していることは明らかである。よって、脳内温度や脳局所温度の変動は、脳活動を反映し、定量的に脳活動を評価できる有用な手段となると考えられる。また、脳温度と血流から脳循環代謝状態を知ることで、脳血管疾患や脳外科手術中のリアルタイムモニタリングへの応用も期待される。そこで本研究では、脳代謝を評価することのできる光イメージングを用い、脳温度・血流イメージングシステムに組込むことで、代謝・温度・血流を同時に評価することのできる光マルチモダリティイメージング開発する。
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研究成果の概要 |
脳神経活動-循環代謝を解明するために,これまでに開発した光脳循環代謝イメージングとフラビン蛋白蛍光イメージングとの融合を試みた.しかしながら,研究代表者の異動や研究活動の自粛などにより,マルチモダリティ化には至らなかった.そこで,研究計画を実施可能な範囲で変更した.
本研究において,OCTによる小型魚類成魚の脳血管の3次元構造を,非侵襲かつin vivoで撮像する方法を開発することができた.その結果,脳血管径や血管の屈曲率を定量評価することが可能となった.本研究結果は,脳血管を経時的に評価することを可能とし,疾患の進行が脳に与える影響を解明する一助となりうる.
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研究成果の学術的意義や社会的意義 |
本研究により開発された非侵襲 in vivo 脳血管イメージングは,加齢や疾患の進行に伴う脳血管系の変化について同一生物の組織を経時的に評価することを可能とする.小型魚類のヒト疾患モデルを対象に用いることで,疾患発生機序の解明や,創薬スクリーニングへの応用が期待される.
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