研究課題/領域番号 |
19K09503
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研究種目 |
基盤研究(C)
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配分区分 | 基金 |
応募区分 | 一般 |
審査区分 |
小区分56010:脳神経外科学関連
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研究機関 | 山梨大学 |
研究代表者 |
金丸 和也 山梨大学, 大学院総合研究部, 医学研究員 (80402080)
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研究分担者 |
仙北谷 伸朗 山梨大学, 大学院総合研究部, 医学研究員 (70535567)
舘岡 達 山梨大学, 大学院総合研究部, 助教 (40824595)
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研究期間 (年度) |
2019-04-01 – 2022-03-31
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研究課題ステータス |
完了 (2021年度)
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配分額 *注記 |
4,290千円 (直接経費: 3,300千円、間接経費: 990千円)
2021年度: 1,040千円 (直接経費: 800千円、間接経費: 240千円)
2020年度: 1,690千円 (直接経費: 1,300千円、間接経費: 390千円)
2019年度: 1,560千円 (直接経費: 1,200千円、間接経費: 360千円)
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キーワード | cerebral AVM / molecular target therapy / MAPK/ERK pathway / MEK inhibitor U0126 / rat model / brain AVM / molecular / targeted therapy / MEK Inhibitor U0126 |
研究開始時の研究の概要 |
脳動静脈奇形は、その破綻による出血などにより発症し、従来の治療法では重篤な後遺症が生じることもあり、安全確実な治療が確立されていない。最近になり脳動静脈奇形の発生や発症に関連する分子機構としてMAPK-ERKシグナル伝達系の活性化による血管新生関連遺伝子発現の亢進が注目されている。そこで本研究では、MAPK-ERKシグナル伝達系の抑制薬が本疾患に与える影響を測定し、その治療効果を明らかにすることを目的とする。
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研究成果の概要 |
ラットAVMモデルを作成しナイダス様の組織を確認した。MEK inhibitor U0126 の慢性投与によりERK1/2の抑制が認められた。しかしながら、TGF-β、VEGF、IL-6、MMP-9、MMP-3等の、それ以降のカスケードの変化では、有意差が認められなかった。脳AVMの分子機序解明に適したモデルと考えられ、実験系の調整により有用な知見が得られることが示唆された。
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研究成果の学術的意義や社会的意義 |
今回の実験系は、脳動静脈奇形の発生分子機序と、それに基づいた治療ストラテジーの研究に適していることが明らかとなった。薬剤投与量や期間の調整により、さらなる分子機序の究明につながることが示唆された。
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