研究課題/領域番号 |
19K09576
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研究種目 |
基盤研究(C)
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配分区分 | 基金 |
応募区分 | 一般 |
審査区分 |
小区分56020:整形外科学関連
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研究機関 | 大分大学 |
研究代表者 |
糸永 一朗 大分大学, 医学部, 講師 (10295181)
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研究分担者 |
河野 正典 大分大学, 医学部, 助教 (30571773)
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研究期間 (年度) |
2019-04-01 – 2022-03-31
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研究課題ステータス |
完了 (2021年度)
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配分額 *注記 |
4,420千円 (直接経費: 3,400千円、間接経費: 1,020千円)
2021年度: 1,690千円 (直接経費: 1,300千円、間接経費: 390千円)
2020年度: 1,300千円 (直接経費: 1,000千円、間接経費: 300千円)
2019年度: 1,430千円 (直接経費: 1,100千円、間接経費: 330千円)
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キーワード | Ewing肉腫 / RNA helicase A / EWS-Fli1 / RNAヘリカーゼA |
研究開始時の研究の概要 |
Ewing肉腫の原因遺伝子は、RNA代謝に関わるEWSと転写因子Fli1が融合したEWS-Fli1である。EWS-Fli1による発がんは、Fli1側の転写因子機能の異常によると考えられてきた。しかし近年、RNA helicase A (RHA) がEWS-Fli1に結合すること、さらにその結合を阻害する小分子化合物YK-4-279によりEwing肉腫細胞の増殖が抑制されることが報告された。本研究では、EWS-Fli1とRHAの相互作用の詳細を解明し、RNA代謝異常によるEwing肉腫発がんメカニズムを明らかにすることを目的とする。
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研究成果の概要 |
Ewing肉腫の原因遺伝子は、RNA代謝に関わるEWSと転写因子Fli1が融合したEWS-Fli1である。EWS-Fli1による発がんは、Fli1側の転写因子機能の異常によると考えられてきた。しかし近年、RNA helicase A (RHA) がEWS-Fli1に結合すること、さらにその結合を阻害する小分子化合物YK-4-279によりEwing肉腫細胞の増殖が抑制されることが報告されたそこで本研究では、EWS-Fli1とRHAの相互作用の詳細を解明し、RNA代謝異常によるEwing肉腫発がんメカニズムを明らかにすることを目的とする。
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研究成果の学術的意義や社会的意義 |
近年の海外の研究により、EWS-Fli1がRHAに結合しRHAの機能を阻害すること、YK-4-279がその結合を阻害することが報告された。しかし、YK-4-279によりどのような遺伝子の発現が変化するか、またYK-4-279は融合遺伝子のどの部分に作用しているか、などの詳細については未だ不明である。YK-4-279を用いて、EWS-Fli1とRHAとの結合部位や、RHA機能阻害のメカニズムの詳細、アポトーシス誘導の分子機構が解明できる可能性がある。さらに、融合遺伝子にEWSを有する疾患群に対しての治療標的の発見に繋がる可能性もあり、本研究の意義は大きい。
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