研究課題/領域番号 |
19K09600
|
研究種目 |
基盤研究(C)
|
配分区分 | 基金 |
応募区分 | 一般 |
審査区分 |
小区分56020:整形外科学関連
|
研究機関 | 島根大学 |
研究代表者 |
土屋 美加子 島根大学, 学術研究院医学・看護学系, 教授 (90188582)
|
研究期間 (年度) |
2019-04-01 – 2022-03-31
|
研究課題ステータス |
完了 (2021年度)
|
配分額 *注記 |
3,770千円 (直接経費: 2,900千円、間接経費: 870千円)
2021年度: 1,170千円 (直接経費: 900千円、間接経費: 270千円)
2020年度: 1,170千円 (直接経費: 900千円、間接経費: 270千円)
2019年度: 1,430千円 (直接経費: 1,100千円、間接経費: 330千円)
|
キーワード | 腰部脊柱管狭窄症 / 黄色靭帯 / グリコサミノグリカン / コンドロイチン硫酸 / ケラタン硫酸 / コラーゲン / エラスチン / 脊椎管狭窄症 |
研究開始時の研究の概要 |
腰の部分の脊椎をつないでいる靭帯が厚くなることで足の痛みなどの症状が起こってくる脊椎管狭窄症という病気があります。厚くなった靭帯では、グリコサミノグリカンという水と結合してふくれる物質が増えています。このグリコサミノグリカンを酵素で分解してしまえば、靭帯の厚さを減らすことができるはずです。もしこれが正しければ、脊椎管狭窄症の患者さんで手術で厚くなった靭帯を取り除くかわりに、厚くなった靭帯に酵素を注射するだけですむようになるかもしれません。そこでこの研究では、まず酵素を使ったら、本当に厚くなった靭帯を薄くすることができるのかを調べます。
|
研究成果の概要 |
量分析法と熱安定タンパク質分解酵素による組織完全可溶化法を用いて、腰部脊椎管狭窄症患者の肥厚黄色靭帯の生化学的解析を行った。グリコサミノグリカン、コラーゲン、エラスチンを定量し、正常の黄色靭帯と比較した。グリコサミノグリカンのうち、コンドロイチン硫酸の一硫酸体とケラタン硫酸が増加していることを明らかにした。
|
研究成果の学術的意義や社会的意義 |
肥厚黄色靭帯で増加している構成成分がグリコサミノグリカンのうち、コンドロイチン流酸の一硫酸体とケラタン硫酸であることが明らかになったことで、これらの分子が脊椎管狭窄症の治療標的をなり得ることが明らかになった。
|