• 研究課題をさがす
  • 研究者をさがす
  • KAKENの使い方
  1. 前のページに戻る

移植腱における腱付着部の構造の解析と至適固定法の解明

研究課題

研究課題/領域番号 19K09626
研究種目

基盤研究(C)

配分区分基金
応募区分一般
審査区分 小区分56020:整形外科学関連
研究機関岡山大学

研究代表者

島村 安則  岡山大学, 医歯薬学域, 准教授 (20452576)

研究分担者 齋藤 太一  岡山大学, 医歯薬学域, 助教 (70644384)
研究期間 (年度) 2019-04-01 – 2023-03-31
研究課題ステータス 完了 (2022年度)
配分額 *注記
4,160千円 (直接経費: 3,200千円、間接経費: 960千円)
2021年度: 1,430千円 (直接経費: 1,100千円、間接経費: 330千円)
2020年度: 1,430千円 (直接経費: 1,100千円、間接経費: 330千円)
2019年度: 1,300千円 (直接経費: 1,000千円、間接経費: 300千円)
キーワードエンテーシス / 移植腱
研究開始時の研究の概要

近年力学的負荷と生物学的因子がenthesisの発生と発達に寄与していることが明らかになってきている。腱や靭帯を元の骨の付着部へ再固定し、その付着部の状態を検討した研究は散見されるが、移植腱を用いた修復モデルによる研究は乏しく、移植腱におけるenthesis形成のメカニズムはまだ不明である。我々はすでにラビットを用いて、独自の移植腱モデル作成し、enthesisが骨孔周囲の腱と骨の間に形成されていることを確認した。本研究では力学的負荷、生物学的因子の両側面から移植腱におけるenthesisの形成、発達について明らかにし、臨床応用につなげることを目標とする。

研究成果の概要

靭帯再建においては,骨トンネル固定かアンカー固定の固定法が選択される.また骨髄から固定部位への間葉系幹細胞(MSC)を誘導を期待してマイクロフラクチャー(Mf)手技が併用されることがある. 本研究では、骨トンネル固定またはアンカー固定のいずれかをMf手技と組み合わせることで, 腱-骨接合部へエンテーシス様の軟骨線維組織の形成を生じ, 移植腱の機械的強度を向上させることができた. 以上のことからMf手技は, 靭帯再建において有用な手技であることが示唆された.

研究成果の学術的意義や社会的意義

この研究により移植腱に対するenthesis形成のための骨孔形成の影響や、移植腱の理想的な固定法について大きな発展がもたらされると考えられる。またこの研究により骨孔の形成がenthesisの形成や発達に重要な役割を担うことが明らかになったことで、今後成長因子の補充と手術療法を組み合わせた靭帯再生医療として新たな治療戦略をもたらしうると考えている。

報告書

(5件)
  • 2022 実績報告書   研究成果報告書 ( PDF )
  • 2021 実施状況報告書
  • 2020 実施状況報告書
  • 2019 実施状況報告書
  • 研究成果

    (1件)

すべて 2020

すべて 学会発表 (1件)

  • [学会発表] 移植腱固定法の違いと骨髄未分化間葉系細胞の誘導が腱-骨接合部の癒合に与える影響2020

    • 著者名/発表者名
      Satoshi Nezu, Aki Yoshida, Taichi Saito, Yasunori Shimamura, Tomoyuki Noda, Toshifumi Ozaki
    • 学会等名
      第35回日本整形外科基礎学術集会
    • 関連する報告書
      2020 実施状況報告書

URL: 

公開日: 2019-04-18   更新日: 2024-01-30  

サービス概要 検索マニュアル よくある質問 お知らせ 利用規程 科研費による研究の帰属

Powered by NII kakenhi