研究課題/領域番号 |
19K09631
|
研究種目 |
基盤研究(C)
|
配分区分 | 基金 |
応募区分 | 一般 |
審査区分 |
小区分56020:整形外科学関連
|
研究機関 | 大阪市立大学 |
研究代表者 |
寺井 秀富 大阪市立大学, 大学院医学研究科, 准教授 (20382046)
|
研究分担者 |
玉井 孝司 大阪市立大学, 大学院医学研究科, 病院講師 (30711824)
|
研究期間 (年度) |
2019-04-01 – 2022-03-31
|
研究課題ステータス |
完了 (2021年度)
|
配分額 *注記 |
4,290千円 (直接経費: 3,300千円、間接経費: 990千円)
2021年度: 910千円 (直接経費: 700千円、間接経費: 210千円)
2020年度: 1,430千円 (直接経費: 1,100千円、間接経費: 330千円)
2019年度: 1,950千円 (直接経費: 1,500千円、間接経費: 450千円)
|
キーワード | 生体内脱灰 / 骨軟化 / 変形 / 生体内分解 / 骨形成 / 骨吸収 / 骨溶解 / ゲル / ポリマー / キトサン / リンゴ酸 / 骨再生 / 変形矯正 / 有機酸 / 徐放 / 整形外科 |
研究開始時の研究の概要 |
本研究の目的は生体内で局所的に骨軟化をきたすゲルを開発し、骨変形に対する新しい治 療法手段を開発することである。そのためには局所的に骨組織の脱灰・再石灰化をコントロ ールする技術が必要である。現在までに骨形成、骨吸収を扱った研究は多数存在し、臨床応用されている研究成果も多い。しかし、本研究のように生体内脱灰をテーマにし、骨の変形矯正を目指した研究は今までにない。生体内脱灰の技術が確立されれば、骨を切らずに骨形態をコントロールできるようになり、椎体骨折後や外傷後の長管骨の変形矯正だけでなく、体内のすべての骨組織に応用できる可能性がある。
|
研究成果の概要 |
本研究の目的は生体内で局所的に骨軟化をきたすゲルを開発し、骨変形に対する新しい治療法手段を開発することである。 生体内吸収性骨セメント(リン酸カルシウム骨ペースト)に徐放性DDSとして生体吸収性ポリマーを用い、骨軟化を目的としたリンゴ酸を含有させた混合物を作製し、ゲル化による非崩壊性の付加を目的としたキトサンを主成分とした硬化液との至適な混合比を検証する実験を行った。
|
研究成果の学術的意義や社会的意義 |
本研究の目的は生体内で局所的に骨軟化をきたすゲルを開発し、骨変形に対する新しい治療法手段を開発することである。局所でコントロールできる生体内脱灰の技術(骨軟化技術)が確立されれば、骨を切らずに骨形態をコントロールできるようになり、椎体骨折後や外傷後の長管骨の変形矯正だけでなく、体内のすべての骨組織に応用できる可能性がある。本研究ではリン酸4カルシウム(TTCP)と第二リン酸カルシウム二水和物(DCPD)を混合した吸収性骨セメント(リン酸カルシウム骨ペースト,CPC)に徐放性DDSとしてPLA-Dx-PEGポリマーを用い、骨軟化を目的としたリンゴ酸を含有させた混合物を作製した。
|