研究課題/領域番号 |
19K09762
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研究種目 |
基盤研究(C)
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配分区分 | 基金 |
応募区分 | 一般 |
審査区分 |
小区分56040:産婦人科学関連
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研究機関 | 慶應義塾大学 |
研究代表者 |
内田 浩 慶應義塾大学, 医学部(信濃町), 講師 (90286534)
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研究分担者 |
丸山 哲夫 慶應義塾大学, 医学部(信濃町), 准教授 (10209702)
内田 明花 慶應義塾大学, 医学部(信濃町), 講師 (60445236)
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研究期間 (年度) |
2019-04-01 – 2023-03-31
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研究課題ステータス |
完了 (2022年度)
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配分額 *注記 |
4,290千円 (直接経費: 3,300千円、間接経費: 990千円)
2021年度: 1,690千円 (直接経費: 1,300千円、間接経費: 390千円)
2020年度: 1,690千円 (直接経費: 1,300千円、間接経費: 390千円)
2019年度: 910千円 (直接経費: 700千円、間接経費: 210千円)
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キーワード | implantation / 着床 / 子宮内膜上皮細胞 / 子宮内膜間質細胞 / 子宮内膜上皮 |
研究開始時の研究の概要 |
今や不妊症治療の中核を担う体外受精における不成功例の7割以上は胚移植後の妊娠不成立が占めている。昨今の体外受精胚移植では、成功率向上を目途に移植前の意図的子宮内操作が盛んに行われているものの、マウス、ヒトともにその効果の機序はいまなお不明である。ヒト着床の現場では胚の子宮内膜への侵入のために、子宮内膜細胞が細胞死に陥ることが知られている。本研究は子宮内操作による子宮内膜の破壊によって漏出する子宮内膜細胞内容が着床に対して正の効能を発揮するという仮説証明を目的にしている。その着床への副次的効果の機序を明らかにすることで、より効率的効果的な着床支援治療技術の向上を目指すものである。
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研究成果の概要 |
体外受精における不成功例の7割以上は胚移植後の妊娠不成立による。そのため、成功率向上を目途に移植前の意図的子宮内操作が行われているものの、その効果の機序は不明であった。これまでは擦過による破壊に対する即応的な修復作用により局所的な代謝が上昇することで子宮内膜の受容能が高まると想像されていたが、今回の解析により、胚の接着を起点とした子宮内膜上皮細胞(一部間質細胞)の細胞死によって漏出した同細胞の内溶液により、子宮内膜上皮細胞の胚接着能、進展能を高めるとともに、子宮内膜上皮、間質双方の胚侵入ルートを修復するような求心性の細胞運動を促進させることが明らかとなった。
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研究成果の学術的意義や社会的意義 |
生殖補助医療において、妊娠率向上のために胚移植前に実施される子宮内膜擦過術は、その機序は不明であった。これまでは擦過による破壊に対する即応的な修復作用により局所的な代謝が上昇することで子宮内膜の受容能が高まると想像されていたが、本研究により、その機序の一旦は胚接着を合図に始まる子宮内膜細胞の細胞死によって表出する細胞内溶液が胚の接着、侵入および、侵入後の子宮内膜組織の修復にまで支援的に働くことによることが明らかとなった。
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