研究課題/領域番号 |
19K09763
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研究種目 |
基盤研究(C)
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配分区分 | 基金 |
応募区分 | 一般 |
審査区分 |
小区分56040:産婦人科学関連
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研究機関 | 昭和大学 |
研究代表者 |
市塚 清健 昭和大学, 医学部, 教授 (00338451)
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研究期間 (年度) |
2019-04-01 – 2023-03-31
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研究課題ステータス |
完了 (2022年度)
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配分額 *注記 |
4,420千円 (直接経費: 3,400千円、間接経費: 1,020千円)
2021年度: 780千円 (直接経費: 600千円、間接経費: 180千円)
2020年度: 1,560千円 (直接経費: 1,200千円、間接経費: 360千円)
2019年度: 2,080千円 (直接経費: 1,600千円、間接経費: 480千円)
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キーワード | HIFU / 胎児治療 / 強出力集束超音波 / 胎児横隔膜ヘルニア |
研究開始時の研究の概要 |
本研究では平成31年度から平成33年度の3年間で電子制御マルチチャンネル可変焦点HIFUトランスデューサに脱気冷却循環装置を一体化させた次世代型HIFU治療器を作成し、同HIFU治療機を用いて動物実験を行う。動物実験からHIFU照射条件に関する諸条件の知見を得て、HIFU照射手技の確立を経て、ヒト胎児疾患に対するHIFUを用いた胎児治療が行える前段階まで胎児に対する電子制御可変焦点HIFUトランスデューサを備えたHIFU治療機器ユニットの技術革新を進める。特に精密性が求められるヒト胎児各種疾患の治療への応用へ資するための新知見、臨床手技を得ることが本研究の目的である。
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研究成果の概要 |
可変焦点式のHIFUトランスデューサに脱気冷却循環装置を一体化させた次世代型HIFU治療器を開発し、HIFU照射シーケンスおよび焦点部位と画像上の部位の最適化を行う。得られた諸条件からヒト胎児疾患の治療への応用へ資するための新知見、臨床手技を得ることが本研究の目的である。今回は胎児先天性横隔膜ヘルニアに対する胎児気管バルーン閉塞術(FETO)が施行された胎児FETOバルーン除去にHIFUを応用する際のプロトコル作成について実験を行い、バルーン破裂が可能な至適HIFU照射条件を得ることに成功し、胎児先天性横隔膜ヘルニアへの応用に向けてのプロトコル作成に資する諸条件に関する知見を得た。
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研究成果の学術的意義や社会的意義 |
少子化に歯止めががかからない現状で今までは助けることのできない胎児に対して胎児治療を行い無事胎児を出産に導くことは社会的課題と言える。胎児治療で最も重要なことは母体及び胎児への安全性の配慮である。しかし、現行の胎児外科治療は母体腹壁を通して医療機器を子宮腔内へ挿入する必要がある。そのため早産のリスクが少なからず存在する。一方、HIFU照射は母体に非侵襲で胎児治療を行を安全に行い得る。従来FETOバルーン除去は医療機器の子宮内挿入が必須であり母体侵襲を伴う。本研究成果では医療機器の子宮内挿入なしでバルーの除去を可能とする諸条件に関する知見を集積できたことは学術的のみならず社会的意義も大きい。
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