研究課題/領域番号 |
19K09777
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研究種目 |
基盤研究(C)
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配分区分 | 基金 |
応募区分 | 一般 |
審査区分 |
小区分56040:産婦人科学関連
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研究機関 | 福井県立大学 |
研究代表者 |
水谷 哲也 福井県立大学, 看護福祉学部, 教授 (90322734)
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研究期間 (年度) |
2019-04-01 – 2024-03-31
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研究課題ステータス |
完了 (2023年度)
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配分額 *注記 |
4,160千円 (直接経費: 3,200千円、間接経費: 960千円)
2022年度: 910千円 (直接経費: 700千円、間接経費: 210千円)
2021年度: 910千円 (直接経費: 700千円、間接経費: 210千円)
2020年度: 910千円 (直接経費: 700千円、間接経費: 210千円)
2019年度: 1,430千円 (直接経費: 1,100千円、間接経費: 330千円)
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キーワード | 絨毛細胞 / 顆粒膜細胞 / YAP / TAZ / TEAD / 胎盤 / 栄養膜幹細胞 / 合胞体栄養膜細胞 / 卵巣 / Hippo経路 |
研究開始時の研究の概要 |
我々はHippo経路の下流因子YAP/TAZ-TEADが卵巣顆粒膜細胞において性腺刺激ホルモンを仲介する重要な因子であることを世界に先駆けて発見している。本研究では、この知見を基に顆粒膜細胞におけるYAP/TAZ-TEADによる標的遺伝子の発現調節メカニズムの解明とHippo経路に作用する化合物による遺伝子発現への影響を明らかにする。さらに胎盤におけるHippo経路による遺伝子発現に対する影響についても明らかにし、将来的に妊娠・修正率の向上に貢献することを目指している。
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研究成果の概要 |
Hippo pathwayは、細胞の増殖や器官サイズを制御するシグナル伝達系で、この経路が転写共役因子YAP/TAZの活性を調節する。卵巣顆粒膜細胞および絨毛細胞におけるYAP/TAZの役割について解析したところ、転写因子TEADを介してこれらの細胞の分化を抑制的に調節していることが示された。さらにYAP/TAZ-TEADが卵巣と胎盤のステロイドホルモン産生を調節する共通因子であることが明らかとなった。
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研究成果の学術的意義や社会的意義 |
YAP/TAZ-TEADによる卵巣と胎盤の新たな分化制御メカニズムが示された。 YAP/TAZ-TEADが卵巣と胎盤のステロイドホルモン産生を調節する共通因子であることが明らかとなった。 卵巣と胎盤機能を調節する新たな因子が同定されたことから、不妊症や周産期疾患に対する新たな治療薬や診断に応用されることが期待できる。
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