研究課題/領域番号 |
19K09802
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研究種目 |
基盤研究(C)
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配分区分 | 基金 |
応募区分 | 一般 |
審査区分 |
小区分56040:産婦人科学関連
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研究機関 | 大阪大学 |
研究代表者 |
橋本 香映 大阪大学, 医学部附属病院, 特任准教授(常勤) (90612078)
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研究分担者 |
澤田 健二郎 大阪大学, 医学系研究科, 講師 (00452392)
小玉 美智子 大阪大学, 医学系研究科, 助教 (70791391)
松本 有里 大阪大学, 医学部附属病院, 助教 (90756488)
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研究期間 (年度) |
2019-04-01 – 2022-03-31
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研究課題ステータス |
完了 (2021年度)
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配分額 *注記 |
4,290千円 (直接経費: 3,300千円、間接経費: 990千円)
2021年度: 1,040千円 (直接経費: 800千円、間接経費: 240千円)
2020年度: 1,560千円 (直接経費: 1,200千円、間接経費: 360千円)
2019年度: 1,690千円 (直接経費: 1,300千円、間接経費: 390千円)
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キーワード | 子宮内膜症 / レクチン / 糖鎖 |
研究開始時の研究の概要 |
本研究では癌ではない子宮内膜細胞が、異所である腹腔内に生着するメカニズムとして子宮内膜細胞に発現する糖鎖とそれを認識するレクチンに着目した。糖鎖は遺伝子、蛋白質に続く生命の第3の鎖と呼ばれ、蛋白の翻訳後修飾により、生体内の様々な機能調整を担っている。本研究ではまずレクチンマイクロアレイを用いて正常子宮内膜と子宮内膜症子宮内膜を比較することで、子宮内膜症内膜における糖鎖の発現変化について検討する。そこから得られた糖鎖プロファイルから糖鎖構造を同定、その働きを明らかにすることで糖鎖を標的とした新規治療開発につなげる。
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研究成果の概要 |
子宮内膜症症例の子宮内膜と正常子宮内膜における糖鎖の発現を比較検討することで、子宮内膜症の発症原因を探るべく研究を開始したが、当初予定していた新鮮組織検体では比較検討が難しく、初代培養細胞を用いることとした。しかしながら、初代培養を行うに適した薬物療法の行われていない症例の確保に難渋し、初代培養条件の検討に多くの時間を費やしたが、添加したエストラジオールなどが糖鎖発現に与える影響を除外できず、保存されていた薬物療法をうけていない症例のホルマリン固定パラフィン包埋切片からレーザーマイクロダイセクションを行い子宮内膜上皮および間質の蛋白を抽出して再検討予定である。
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研究成果の学術的意義や社会的意義 |
子宮内膜症の発症にかかわる因子が明らかになることで、新しい治療法の開発に役立つ可能性がある。また、子宮内膜症の症状がなくとも子宮内膜症発症を予測できるバイオマーカーを見つけることができれば、早期治療により重症化を防ぐことができる可能性がある。
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