研究課題/領域番号 |
19K09828
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研究種目 |
基盤研究(C)
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配分区分 | 基金 |
応募区分 | 一般 |
審査区分 |
小区分56040:産婦人科学関連
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研究機関 | 横浜市立大学 |
研究代表者 |
浅野 涼子 横浜市立大学, 附属市民総合医療センター, 助教 (70806471)
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研究分担者 |
宮城 洋平 地方独立行政法人神奈川県立病院機構神奈川県立がんセンター(臨床研究所), 臨床研究所, 所長 (00254194)
佐藤 美紀子 日本大学, 医学部, 准教授 (70326049)
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研究期間 (年度) |
2019-04-01 – 2022-03-31
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研究課題ステータス |
完了 (2021年度)
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配分額 *注記 |
4,290千円 (直接経費: 3,300千円、間接経費: 990千円)
2021年度: 1,430千円 (直接経費: 1,100千円、間接経費: 330千円)
2020年度: 1,430千円 (直接経費: 1,100千円、間接経費: 330千円)
2019年度: 1,430千円 (直接経費: 1,100千円、間接経費: 330千円)
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キーワード | 子宮筋腫 / MED12 / エリスロポエチン / 腫瘍増大 / 血管成熟 / VEGF / CDK8 |
研究開始時の研究の概要 |
子宮筋腫は月経量の増加, 不正性器出血, 不妊, 痛みなどの症状から, 多くの女性の生活の質を低下させている. 巨大化した場合には局所手術や薬物治療のみで制御することが難しく, 子宮摘出の最大の原因となっている. これまでの研究から子宮筋腫が成長因子の一つであるerythropoietin (EPO)を分泌しており, EPOを高発現している子宮筋腫は巨大化する傾向があることがわかった. 我々はEPOの自己分泌作用が子宮筋腫を増大させる大きな要因と考えており, 本研究は子宮筋腫のEPO発現が亢進し腫瘍増大をきたすまでの機構を解明し, 新たな治療ターゲットの開発に役立てることを目的にしている.
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研究成果の概要 |
子宮筋腫はありふれた疾患であるが, 増大の予測や, 抑制をする方法が確立されていない. 我々は子宮筋腫のMED12遺伝子の変異の有無がエリスロポエチン発現量, 増大傾向の差につながると考え, 検討している. 本研究ではMED12野生型の子宮筋腫はMED12変異型と比較してCDK8活性が高く, 血管成長因子であるエリスロポエチン発現は高いがVEGF発現は低いことを示した. また, 子宮筋腫に対する偽閉経療法にも差があり, MED12野生型ではより縮小しやすいことが理解された.
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研究成果の学術的意義や社会的意義 |
本研究によりMED12野生型の子宮筋腫はMED12変異型と比較してCDK8活性が高く, 血管成長因子であるエリスロポエチン発現は高いがVEGF発現は低いことが示された. また, 子宮筋腫に対する偽閉経療法にも差があり, MED12野生型ではより縮小しやすいことが理解された. これらの結果から, MED12野生型と変異型の筋腫では異なる増大機構が働いており, その要因にCDK8活性とそれによるエストロゲン受容体感受性関連していると考えることができ, 今後の子宮筋腫に対する新たな治療開発に向けての検討につながった.
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