研究課題/領域番号 |
19K09839
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研究種目 |
基盤研究(C)
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配分区分 | 基金 |
応募区分 | 一般 |
審査区分 |
小区分56040:産婦人科学関連
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研究機関 | 福岡大学 |
研究代表者 |
坂田 直昭 福岡大学, 医学部, 准教授 (50431565)
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研究分担者 |
吉松 軍平 福岡大学, 医学部, 准教授 (50569275)
小玉 正太 福岡大学, 医学部, 教授 (90549338)
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研究期間 (年度) |
2019-04-01 – 2022-03-31
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研究課題ステータス |
完了 (2021年度)
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配分額 *注記 |
4,420千円 (直接経費: 3,400千円、間接経費: 1,020千円)
2021年度: 1,170千円 (直接経費: 900千円、間接経費: 270千円)
2020年度: 1,560千円 (直接経費: 1,200千円、間接経費: 360千円)
2019年度: 1,690千円 (直接経費: 1,300千円、間接経費: 390千円)
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キーワード | 膵島移植 / 羊膜 / 再生医療 |
研究開始時の研究の概要 |
膵島移植後の治療成績の向上のためには、その治療効果を高める工夫が必要である。本研究では、羊膜内部に膵島を封入した膵島封入羊膜を作成し、この移植よる治療効果を明らかにすることを目指す。具体的には、糖尿病動物に対して同種同系、異系、または異種動物の膵島を封入した羊膜を移植し、いずれのモデルにおいても膵島の生着が得られ糖尿病が改善すること、羊膜と同じ構成成分の人工羊膜を開発し、これで作成した膵島封入羊膜の移植でも同様の治療効果が得られることを明らかにする。
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研究成果の概要 |
糖尿病に対する細胞移植治療である膵島移植の治療成績には向上の余地がある。羊膜は優れた医療用生体材料として注目されている。本研究では、羊膜の内腔に膵島を封入した、“膵島封入羊膜”を作成し、糖尿病動物に移植することでその治療効果を検証した。その結果、一部の糖尿病動物に血糖値の正常化が認められたものの、膵島単独の移植と比べて著明な有効性を示すには至らなかった。膵島移植における羊膜の応用にはさらなる工夫が必要と考えられた。
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研究成果の学術的意義や社会的意義 |
羊膜移植は再発翼状片や角膜上皮欠損、角膜穿孔といった難治性の眼疾患に対して施行されているが、本研究は特に再生医療における羊膜利用のさらなる有効性を証明するために企図したものであった。本研究における膵島移植への羊膜利用の成果は十分なものではなかったが、羊膜の幅広い医療応用への可能性を示したと言う点において、本研究には意義があったと考える。
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