研究課題/領域番号 |
19K09896
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研究種目 |
基盤研究(C)
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配分区分 | 基金 |
応募区分 | 一般 |
審査区分 |
小区分56050:耳鼻咽喉科学関連
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研究機関 | 名古屋市立大学 |
研究代表者 |
稲垣 彰 名古屋市立大学, 医薬学総合研究院(医学), 研究員 (70405166)
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研究分担者 |
鵜川 眞也 名古屋市立大学, 医薬学総合研究院(医学), 教授 (20326135)
山村 寿男 名古屋市立大学, 医薬学総合研究院(薬学), 教授 (80398362)
関谷 真二 名古屋市立大学, 医薬学総合研究院(医学), 研究員 (50770591)
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研究期間 (年度) |
2019-04-01 – 2023-03-31
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研究課題ステータス |
完了 (2022年度)
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配分額 *注記 |
4,420千円 (直接経費: 3,400千円、間接経費: 1,020千円)
2021年度: 520千円 (直接経費: 400千円、間接経費: 120千円)
2020年度: 1,690千円 (直接経費: 1,300千円、間接経費: 390千円)
2019年度: 2,210千円 (直接経費: 1,700千円、間接経費: 510千円)
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キーワード | カルシウム感知受容体 / 内耳 / 聴覚 / 蝸牛 / 聴力 |
研究開始時の研究の概要 |
本研究の端緒は、聴覚系は恒常性の維持のために様々なメカニズムが発達しているが、生理学的な重要性にもかかわらずCa2+の恒常性維持のメカニズムが十分解明されていないことに着目し、体液のCa2+濃度の恒常性維持にも利用されるCa2+センサーを用いたフィードバックメカニズムの候補を検討したところ、内耳でのCaSRの機能発現を示す知見を得た。その機能の詳細を検討する。
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研究成果の概要 |
本研究の端緒は、聴覚系は恒常性の維持のために様々なメカニズムが発達しているが、生理学的な重要性にもかかわらずCa2+の恒常性維持のメカニズムが十分解明されていないことから、申請者のグループが発見したカルシウム感知受容体の機能の解析を目指した。ダブルノックアウトマウスを用いた表現型解析による機能解析は残念ながら成功しなかったが、本チャネルの薬理学的な制御を目指して薬剤の移行性の検討を行い、薬剤の移行性を明らかにすることができた。これらの結果はさらなる検討の基礎となることが期待される。
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研究成果の学術的意義や社会的意義 |
聴力は社会への参加に必要なコミュニケーションになくてはならない、必要不可欠な機能である。本研究の成果は、将来的にカルシウムの恒常性異常による聴覚異常に対する介入店となる可能性がある。カルシウムの恒常性異常による聴覚異常の一つに加齢性難聴が挙げられ、今後高齢化社会を迎えるにあたり、本研究の成果がそれらに対する対応策を講ずるための一助となりえる。
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