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頭頸部扁平上皮癌特異的NOTCHパスウェイの探求とその特性の解明

研究課題

研究課題/領域番号 19K09909
研究種目

基盤研究(C)

配分区分基金
応募区分一般
審査区分 小区分56050:耳鼻咽喉科学関連
研究機関大阪大学

研究代表者

福角 隆仁  大阪大学, 大学院医学系研究科, 助教 (70623734)

研究期間 (年度) 2019-04-01 – 2023-03-31
研究課題ステータス 完了 (2022年度)
配分額 *注記
4,160千円 (直接経費: 3,200千円、間接経費: 960千円)
2021年度: 1,430千円 (直接経費: 1,100千円、間接経費: 330千円)
2020年度: 1,300千円 (直接経費: 1,000千円、間接経費: 300千円)
2019年度: 1,430千円 (直接経費: 1,100千円、間接経費: 330千円)
キーワードNOTCH4 / HEY1 / EMT / SOX2 / NOTCH / 頭頸部扁平上皮癌 / TCGA / 上皮間葉移行 / DLL4
研究開始時の研究の概要

近年、頭頸部癌に対し様々な網羅的遺伝子解析が行われ、その結果NOTCHパスウェイが新たに着目されるようになった。本研究では、DRY解析で予想された頭頸部癌特異的パスウェイの細胞実験での検証を目指す。また、DLL4は癌の血管新生、BCL2は抗アポトーシスに関与しているため、頭頸部癌でも同特質に関与するかも検討する。最後に抗 DLL4抗体を用い頭頸部癌に対しての抗腫瘍作用を評価する。最終的に、抗DLL4抗体の頭頸 部癌特異的NOTCHパスウェイ阻害剤としての可能性を検証することを目的する。

研究成果の概要

近年、頭頸部扁平上皮癌に対し様々な網羅的遺伝子解析が行われ、その結果NOTCHパスウェイが着目されるようになった。我々はTCGAデータのDRY 解析を用い、NOTCH4-HEY1パスウェイが頭頸部癌に特異的に亢進しており、またそのパスウェイは癌の浸潤・転移に最も重要な特質も促進する事を先行研究で示した。今回、NOTCH4-HEY1パスウェイはSOX2の制御下に発現が亢進し、またNOTCH4-HEY1間でpositive feedback loopも形成することを示した。この結果はInternational Journal of Oncology誌に掲載された。

研究成果の学術的意義や社会的意義

NOTCHパスウェイは、正常組織の発生やホメオスタシスに不可欠の経路である。癌においても、様々な癌種でその増殖・浸潤・転移に寄与することが報告されている。しかし頭頸部癌においては、その機能やどれほど影響のあるパスウェイなのかなどは様々な争点があった。本研究成果によりNOTCH4-HEY1パスウェイが頭頸部癌に特異的に亢進しそれらはSOX2遺伝子の制御下にあること、またその結果、癌の浸潤・転移に影響することを示した。これらは頭頸部癌の特質解明に大きく寄与する研究成果であった。

報告書

(5件)
  • 2022 実績報告書   研究成果報告書 ( PDF )
  • 2021 実施状況報告書
  • 2020 実施状況報告書
  • 2019 実施状況報告書
  • 研究成果

    (1件)

すべて 2020

すべて 雑誌論文 (1件) (うち国際共著 1件、 査読あり 1件、 オープンアクセス 1件)

  • [雑誌論文] Reciprocal activation of HEY1 and NOTCH4 under SOX2 control promotes EMT in head and neck squamous cell carcinoma2020

    • 著者名/発表者名
      Fukusumi Takahito、Guo Theresa、Ren Shuling、Haft Sunny、Liu Chao、Sakai Akihiro、Ando Mizuo、Saito Yuki、Sadat Sayed、Califano Joseph
    • 雑誌名

      International Journal of Oncology

      巻: 58 号: 2 ページ: 226-237

    • DOI

      10.3892/ijo.2020.5156

    • 関連する報告書
      2020 実施状況報告書
    • 査読あり / オープンアクセス / 国際共著

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公開日: 2019-04-18   更新日: 2024-01-30  

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