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角膜移植Graftの環境適応応答破綻に係る移植巣微小環境の解明

研究課題

研究課題/領域番号 19K09955
研究種目

基盤研究(C)

配分区分基金
応募区分一般
審査区分 小区分56060:眼科学関連
研究機関京都府立医科大学

研究代表者

上野 盛夫  京都府立医科大学, 医学(系)研究科(研究院), 講師 (40426531)

研究分担者 外園 千恵  京都府立医科大学, 医学(系)研究科(研究院), 教授 (30216585)
研究期間 (年度) 2019-04-01 – 2022-03-31
研究課題ステータス 完了 (2021年度)
配分額 *注記
4,290千円 (直接経費: 3,300千円、間接経費: 990千円)
2021年度: 910千円 (直接経費: 700千円、間接経費: 210千円)
2020年度: 1,690千円 (直接経費: 1,300千円、間接経費: 390千円)
2019年度: 1,690千円 (直接経費: 1,300千円、間接経費: 390千円)
キーワード角膜内皮細胞 / 前房水 / 微小環境 / miRNA / 角膜移植 / 細胞競合 / 細胞同調 / SASP
研究開始時の研究の概要

移植医療・再生医療の医療現場において移植直後に生じる急性拒絶反応の制御は部分的に奏功していますが、移植片の長期予後は良好ではありません。死体腎移植では50%生着年数は約8年に留まっていますし、角膜移植の術後に角膜内皮細胞は持続的に減少します。これは、まさに晩期臓器不全であり、本機構の解明並びに修復策はありません。本研究の目的はこの晩期臓器不全を、液性因子を介したドナー/ホスト細胞間の細胞競合・細胞同調の概念で解明することです。これは角膜移植・角膜内皮再生医療を越えて、再生医療・移植医療全般における晩期臓器不全の機序解明の礎となると考えています。

研究成果の概要

移植医療において移植片の慢性機能不全は局所微小環境への適応破綻であり、そのメカニズムは細胞競合と細胞同調が基盤にあり、SASP(senescence-associated secretory phenotype)、miRNA, エキソソームを中心とする細胞老化拡散経路に素因があるとする概念を検証した。角膜移植をモデルとして、角膜移植の局所微小環境である前房水における移植片の慢性機能不全に繋がる環境適応応答破綻の分子動態解析を実施し、候補分子としてSASP関連サイトカインやmiRNAを同定した。

研究成果の学術的意義や社会的意義

移植医療・再生医療の医療現場において移植直後に生じる急性拒絶反応の制御は部分的に奏功していますが、移植片の長期予後は良好ではありません。死体腎移植では50%生着年数は約8年に留まっていますし、角膜移植の術後に角膜内皮細胞は持続的に減少します。これは、まさに晩期臓器不全であり、本機構の解明並びに修復策はありません。本研究で同定した液性因子を介したドナー/ホスト細胞間の細胞競合・細胞同調に係る分子は角膜移植・角膜内皮再生医療を越えて、再生医療・移植医療全般における晩期臓器不全の機序解明の礎となります。

報告書

(1件)
  • 2021 研究成果報告書 ( PDF )

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公開日: 2019-04-18   更新日: 2023-01-30  

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