研究課題/領域番号 |
19K09969
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研究種目 |
基盤研究(C)
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配分区分 | 基金 |
応募区分 | 一般 |
審査区分 |
小区分56060:眼科学関連
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研究機関 | 大阪大学 |
研究代表者 |
森本 壮 大阪大学, 大学院医学系研究科, 寄附講座准教授 (00530198)
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研究期間 (年度) |
2019-04-01 – 2023-03-31
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研究課題ステータス |
完了 (2022年度)
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配分額 *注記 |
2,860千円 (直接経費: 2,200千円、間接経費: 660千円)
2021年度: 1,040千円 (直接経費: 800千円、間接経費: 240千円)
2020年度: 910千円 (直接経費: 700千円、間接経費: 210千円)
2019年度: 910千円 (直接経費: 700千円、間接経費: 210千円)
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キーワード | 神経保護 / 眼科 / 緑内障 / 難治性視神経症 / 電気刺激 / 神経栄養因子 / 網膜神経節細胞 / 視神経疾患 / 医用工学 / 人工網膜 / 電気刺激治療 |
研究開始時の研究の概要 |
本研究では、申請者がこれまで行ってきた網膜視神経疾患に対する電気刺激による神経保護 効果に関する基礎及び臨床研究をさらに発展させ、慢性刺激を可能にする埋込み型電極の開 発および神経保護効果の検討や慢性電気刺激と神経栄養因子などの神経保護作用薬との併用 効果の検討、それらのメカニズムの解明を行い、難治性網膜視神経疾患に対する電気刺激治 療の新たな方法の確立を目指す。
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研究成果の概要 |
本研究では、難治性の視神経症や従来の眼科治療の効果がない緑内障に対する新たな神経保護的治療を開発するために、①慢性刺激を可能にする埋込み型電極の開発および神経保護効果の検討や②慢性電気刺激と神経栄養因子などの神経保護作用薬との併用効果の検討、③それらのメカニズムの解明を行い、難治性視神経疾患に対する電気刺激治療の新たな方法の確立を目指すことを目的に研究を行った。結果、ラット用の慢性刺激を可能にする埋め込み型電極と電気刺激システムを開発し、慢性刺激による神経保護効果を見出した。
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研究成果の学術的意義や社会的意義 |
電気刺激や神経栄養因子が変性網膜神経節細胞に対して神経保護効果を有することは既に分かっていたが、臨床応用に向けて具体的な方法や実証については十分検討がなされていなかった。本研究は、ラットが自由な状態で慢性電気刺激を行うシステムを確立し、同様に長期間の薬剤注入システムを確立し、実証したことは意義があると考える。臨床応用にはまだまだ克服すべき課題が多いが、本研究は今後、同様の研究を推進する上で重要な成果を提供すると考える。
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