研究課題/領域番号 |
19K09970
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研究種目 |
基盤研究(C)
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配分区分 | 基金 |
応募区分 | 一般 |
審査区分 |
小区分56060:眼科学関連
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研究機関 | 岡山大学 |
研究代表者 |
木村 修平 岡山大学, 大学病院, 講師 (90628710)
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研究分担者 |
大内 淑代 岡山大学, 医歯薬学域, 教授 (00253229)
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研究期間 (年度) |
2019-04-01 – 2023-03-31
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研究課題ステータス |
完了 (2022年度)
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配分額 *注記 |
4,160千円 (直接経費: 3,200千円、間接経費: 960千円)
2021年度: 1,690千円 (直接経費: 1,300千円、間接経費: 390千円)
2020年度: 1,170千円 (直接経費: 900千円、間接経費: 270千円)
2019年度: 1,300千円 (直接経費: 1,000千円、間接経費: 300千円)
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キーワード | 加齢黄斑変性 / 糖尿病網膜症 / iPS-RPE細胞 / 抗血管内皮増殖因子 / iPSRPE由来網膜色素上皮細胞 / iPS細胞 / 抗血管内皮増殖因子阻害薬 |
研究開始時の研究の概要 |
抗血管内皮増殖因子 (VEGF) 薬硝子体注射に抵抗する難治性の黄斑疾患において、抗VEGF薬を病変により近い部位に投与する網膜下注射をすることで、より低用量、より効果のある治療を行うことを目標に、その基盤となる研究を行う。研究の概要は以下の4つである。 ① 網膜細胞、網膜色素上皮 (RPE) 細胞に対する抗VEGF薬の濃度、暴露時間の違いによる毒性の検討 ② 網膜細胞、RPE細胞に対する抗VEGF薬の毒性の原因検討 ③ 抗VEGFが網膜細胞、RPE細胞に与える生理活性についての検討 ④ iPS-RPEの細胞障害の分子メカニズムの解明をめざした検討
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研究成果の概要 |
抗血管内皮増殖因子 (VEGF) 薬が網膜色素 (RPE) 細胞に与える影響を抗VEGF薬の濃度を変えて検討し、抗VEGF薬を1/16および1/64倍希釈したベバシズマブ、アフリベルセプトでは細胞の有意な障害を認めなかった。 組織プラスミノーゲン活性化因子 (tPA) について以前に科研で報告した内容の追加検討を行った。結果はtPAの濃度が濃くなるほど、また、暴露時間が長くなるほど、経皮電気抵抗が低下することを認めた。またtPAによる網膜毒性でRPE細胞はネクローシスによる細胞死を起こすことを示す結果が得られた。
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研究成果の学術的意義や社会的意義 |
少量の投与量となる抗VEGF薬 (ベバシズマブ、アフリベルセプト、それぞれ1/16および1/64倍希釈) であれば、対照群と比較して有意な細胞障害を認めなかった。低濃度であれば抗VEGF薬の網膜下投与への可能性が示唆され、今後さらなる追加検討が望まれる。 組織プラスミノーゲン活性化因子 (tPA) は濃度が濃くなるほど、暴露時間が長くなるほど、網膜色素上皮細胞の接着にも悪影響を及ぼし、ネクローシスによるものと思われる細胞死を引き起こしていた。よって、網膜下に投与するtPAは、できるだけ低濃度であることが望ましい。
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