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エピジェネティクス機構制御によるケロイド・肥厚性瘢痕に対する新規治療法の開発

研究課題

研究課題/領域番号 19K10006
研究種目

基盤研究(C)

配分区分基金
応募区分一般
審査区分 小区分56070:形成外科学関連
研究機関愛知県がんセンター(研究所) (2020-2022)
名古屋大学 (2019)

研究代表者

高成 啓介  愛知県がんセンター(研究所), がん病態生理学分野, 研究員 (80378190)

研究分担者 中村 優  名古屋大学, 医学部附属病院, 病院助教 (00739724)
亀井 譲  名古屋大学, 医学系研究科, 教授 (10257678)
蛯沢 克己  名古屋大学, 医学部附属病院, 病院助教 (20397459)
新城 恵子  名古屋大学, 医学系研究科, 講師 (40641618)
内堀 貴文  名古屋大学, 医学部附属病院, その他 (30625760)
大石 真由美  名古屋大学, 医学部附属病院, 医員 (00880098)
神戸 未来  名古屋大学, 医学部附属病院, 病院助教 (50597862)
研究期間 (年度) 2019-04-01 – 2023-03-31
研究課題ステータス 完了 (2022年度)
配分額 *注記
4,030千円 (直接経費: 3,100千円、間接経費: 930千円)
2021年度: 1,690千円 (直接経費: 1,300千円、間接経費: 390千円)
2020年度: 1,170千円 (直接経費: 900千円、間接経費: 270千円)
2019年度: 1,170千円 (直接経費: 900千円、間接経費: 270千円)
キーワードケロイド / 肥厚性瘢痕 / エピジェネティクス / ゲノム / 遺伝子
研究開始時の研究の概要

ケロイドは外的刺激などにより組織の繊維が増殖性に反応し、異常瘢痕を形成するもので、疼痛・掻痒・瘢痕拘縮といった症状に悩まされる。罹患者は国内で年間10万人といわれている。ケロイドは周囲の組織へ進展し、切除しても再発を繰り返すため難治であり、現在の治療はステロイドの外用や局所注射、切除と放射線治療などが行われているが、これらは基本的には対症療法であり、その原因の解明および病因に沿った治療が望まれている。本研究では、ケロイドにおけるエピジェネティクス機構の一端を解明し、エピジェネティクス治療薬によるケロイドの治療が可能であるかを検証することを目的とする。

研究成果の概要

本研究では、ケロイドにおけるエピジェネティクス機構の一端を解明し、エピジェネティクス治療薬によるケロイドの治療が可能であるかを検証することを目的とする。初年度、2年度ではケロイド特異的な遺伝子のスクリーニング及び同定を行った。その後ケロイド特異的な発現変動遺伝子に対し定量PCRを行い、Gene1(仮称)のケロイド組織中でmRNA発現量上昇を確認した。また、免疫染色においてもGene1タンパクは正常瘢痕よりもケロイド組織中で高く発現していた。組み換えプラスミドを用いたGene1強制発現HEK293T細胞は細胞移動能が低下し、さらにsiRNAを用いてGene1発現を阻害すると細胞移動能は回復した。

研究成果の学術的意義や社会的意義

今回の研究でケロイド特異的に発現する遺伝子(Gene1)が同定され、in vitro で細胞の移動能に関係する遺伝子であることが確認できた。今回の知見は2つの点で学術的及び社会的意義があると考えられる。
1. 詳細が完全に解明されていないケロイドの病態と細胞移動能の関係性が示唆された。今後この部分に着目した研究を行うことで病態解明に貢献できる可能性がある。
2. 今回ケロイド特異的遺伝子(Gene1)の特定及びその働きについて知見が得られた。この遺伝子を用いた治療につながる可能性がある。

報告書

(5件)
  • 2022 実績報告書   研究成果報告書 ( PDF )
  • 2021 実施状況報告書
  • 2020 実施状況報告書
  • 2019 実施状況報告書
  • 研究成果

    (1件)

すべて 2020

すべて 学会発表 (1件)

  • [学会発表] パブリックデータベースを用いたケロイド関連遺伝子の探索2020

    • 著者名/発表者名
      大石真由美、新城恵子、高成啓介、内堀貴文、中村 優、神戸未来、落合美奈、鈴木寛久、蛯沢克己、近藤 豊、亀井 譲
    • 学会等名
      第12回日本創傷外科学会総会・学術集会
    • 関連する報告書
      2020 実施状況報告書

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公開日: 2019-04-18   更新日: 2024-01-30  

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